皆さんこんにちは!

アクアプランツWEB編集部です。

今回ご紹介するのは以下の2つのQAです。

前回から魚にフォーカスしていますが、今回も魚を中心とした2題!

それではどうぞ!

QA.085  水草水槽に泳がせてはいけない魚はいる?

例外はあるのですが、草食性の強いお魚は水草水槽に不向きです。
また、藻類対策の生体を食べてしまう可能性のある肉食性の強いお魚も不向きと言えます。

本記事では筆者の経験からご相談の多いお魚をご紹介します。

【水草を食べてしまう傾向の強いお魚】

・金魚
金魚はフナの改良品種ですが、フナは草食性の強いお魚であることから金魚も水草を食べる傾向が強いです。
個体差が大きいのですべての金魚が水草水槽に不向きでは無いのですが、基本的に食べてしまうと考えてよいでしょう。

金魚(らんちゅう)。Photo by MPJ

・一部の日本産淡水魚
フナ、オイカワなど一部の日本産淡水魚は草食傾向が強いので水草水槽には不向きです。
柔らかな水草を好んで食べるので、葉が硬めの水草(ミクロソルム、アヌビアスなど)はあまり食べないこともあります。

オイカワ。Photo by N.Hashimoto

・鯉
かなり草食傾向が強いので水草水槽では飼育しないほうが良いでしょう。
馬力が強いので硬い葉の水草も食べてしまいます。

錦鯉。Photo by N.Hashimoto

【タイミングによって水草を食べるようになるお魚】
・ラミーノーズテトラ
入荷直後の痩せている空腹時に柔らかな水草があると食べてしまうことがあります。
一度味を覚えると水草を食べ物として認識するようになるのか、痩せが治った後も食べ続けます。
筆者もよく水草水槽に入れるお魚ですが、なるべく太っている個体を入れるようにしています。

ラミーノーズテトラ(写真は輝きの強い改良品種)。Photo by N.Hashimoto

・グリーンネオンテトラ
こちらもラミーノーズテトラと同様に空腹時に柔らかな水草があると食べてしまうことがあります。
やはり本種も一度癖が付くとその後もずっと柔らかな新芽などを食べるようになります。
対策としてはなるべく太っている個体を入れることしかないのが現状です。

グリーンネオンテトラ。Photo by N.Hashimoto

・コンゴテトラ
ラミーノーズテトラ、グリーンネオンテトラと同様です。
本種のほうが水草の味を覚えるケースは少ないのですが、サイズがMAX10cm程と大きいことから一度水草を食べるようになると被害が大きくなる傾向があります。
対策も同様でなるべく太っている個体を入れることしかないのが現状です。

コンゴテトラ。Photo by N.Hashimoto

【お掃除屋さんを食べてしまうお魚】
・オスカー
ポピュラーな熱帯魚なので、ショップで良く見かけるお魚です。
MAX35cm程になり、なんでもよく食べる雑食のお魚であることからオトシンクルスやヤマトヌマエビなどのお掃除屋さんを食べてしまいます。
そのため藻類対策が難しくなることから水草水槽には不向きと言えるでしょう。

オスカー。Photo by N.Hashimoto

・ポリプテルス
古代魚と言われるお魚の中でも一番メジャーなお魚ではないでしょうか。
恐竜のような出で立ちはついつい飼育したくなりますが、こちらもお掃除屋さんを食べてしまうことから、藻類対策が難しくなることから水草水槽には不向きです。

ポリプテルス・エンドリケリー
ポリプテルス・エンドリケリー。Photo by T.Ishiwata

・アロワナ
大型魚と言えばアロワナを連想する方が多いのではないでしょうか。
こちらもオスカー、ポリプテルスと同様に藻類のお掃除屋さんを食べてしまうことから不向きです。

シルバーアロワナ
シルバーアロワナ Photo by T.Ishiwata

QA.086 複数のお魚を入れたらまとまりがなく雑な印象になった。お魚の組わせ方のコツはあるの?

美しい水草の森の中に多種多様なお魚が泳いでいる。。。

アクアリストなら1度は夢見た水景ではないでしょうか。
しかし、色や体型を意識せずにお魚を選んでしまうと、まとまりの無い水景になってしまいます。
そこで本記事では筆者が意識している「混泳のコツ」をご紹介します。

【混泳のコツ】

ずばり一言でいうとコントラストをはっきりさせることです。
お魚には様々な色や形がありますが、なるべくメリハリをはっきりさせて組み合わせましょう。

・体色
同じような色のお魚は1水槽に1種とするとまとめやすいです。

・体型
同じような体型のお魚ばかりを集めてしまうと、どこか散漫な印象になってしまいます。
なるべく体型の違うお魚を組み合わせましょう。

・種類数
あまりに種類数が多いと雑魚水槽といった印象になってしまいます。
水槽サイズにより最適な種類数は変わりますが、3~5種類程度がまとめやすいです。

・お魚の数
あまりに少ない数、多すぎる数は見た目が悪いです。
お魚のサイズ、種類にもよりますが、小さなお魚は数多く、大きなお魚は少なめにするとまとめやすいです。

【見た目の良くない混泳例】

・ネオンテトラ/カージナルテトラ/グリーンネオンテトラ
どれも同じ体型、似た色合いなので散漫な印象になります。
どれか一種類にしぼりましょう。

・たとえば30cm水槽でグッピー2種/テトラ3種/コリドラス3種
種類数が多すぎて散らかって見えます。
30cm水槽なら3種類程度に絞って組み合わせましょう。

・たとえば60cm水槽の場合でネオンテトラ300匹
ちょっと数が多いのではないでしょうか。
ショップの売り場の水槽のような印象になってしまいます。

【メリハリのある混泳例】

・30cm水槽の場合
カージナルテトラ10匹/レッドファントムテトラ5匹/ゴールデンハニーグラミー2匹
青、赤、黄色のお魚を組み合わせたまとめやすい混泳例です。
どのお魚も飼育しやすいので初心者の方向けです。

・60cm水槽の場合
ラスボラ エスペイ20匹/アフリカンランプアイ30匹/ドワーフグラミー1ペア/コリドラス ステルバイ5匹
上層、中層、下層と泳ぐ場所の違うお魚を組み合わせた例です。
色彩もまったく違うお魚なのでメリハリがあります。

・90cm水槽の場合
ネオンドワーフレインボー40匹/ハーフオレンジレインボー10匹/コームスケールレインボー10匹/マックローチレインボー20匹
レインボーフィッシュを集めた混泳例です。
同種のお魚を集めると散漫な印象になりがちですが、はっきりと色彩が違う種類を集めることでメリハリのある混泳水槽を作ることができます。

一種類の魚(ネオンテトラ)でまとめたレイアウト。60×60×55cm。Photo by T.Ishiwata Thanks センシュアス
ほぼ一種類の魚(カージナルテトラ)でまとめたレイアウト。60×30×18cm。Photo by T.Ishiwata Thanks グリーンアクアリウム マルヤマ
魚は一種類(セルフィンモーリー)でまとめているが、カラーバリエーションでメリハリをつけた例。90×45×45cm。Photo by T.Ishiwata Thanks センシュアス
メインを2種類(チェリーバルブとプンティウス・ロンボオケラートゥス)でまとめたレイアウト。60×30×36cm。Photo by T.Ishiwata Thanks An aquarium.
メインを色と体型の異なる3種類(カージナルテトラ、グローライトテトラ、ホワイトフィンロージィテトラ)でまとめたレイアウト。アクセントとしてラミレジィも。120×45×45cm。Photo by T.Ishiwata Thanks リトルインテリアアクアリウム
メインを色と体型の異なる2種類(ラミーノーズテトラ、ロージィテトラ)でまとめたレイアウト。60×30×36cm。Photo by T.Ishiwata Thanks アクアフリー

水草Q&A