皆さんこんにちは!
アクアプランツWEB編集部です。
今回ご紹介するのは以下の2つのQAです。
水草の選び方、野菜と同じみたいですね。
それではどうぞ!
QA.019 健康的な水草の見分け方を教えて!
「見た目にシャキッとしているものを選ぶ」
これが元気な水草を見極めるポイントです。
専門的に掘り下げていくと種類ごとに細かくあったりもするのですが、とりあえずは直感に従った判断で良いと思いますよ。
店舗に入荷する水草は「水上葉」「水中葉」「組織培養」など様々なタイプがありますが、元気な水草はどれも「シャキッと」しているものです。
葉の色は種類によって「茶色」「灰色が混ざった緑色」など、一見すると枯れているように見える種類もあります(クリプトコリネの仲間など)。
そのため、「シャキッと」は色での判断というよりも、「張り」や「ツヤ」を重視するイメージを持つと良いです。
とはいえ、初心者の方はなかなかわかりづらいと思いますので、店舗スタッフの方に選んでもらうのも良いでしょう。
また、水草の入荷日がある程度決まっている店舗なら、入荷日を狙って買いにいくのがおすすめです。
「入荷直後=状態良好な水草」とは必ずしも言えませんが、水草の「シャキッ」を感じやすいはずですよ。

QA.020 ショップで買ってきた水草の下の方が傷んでいました。そのまま植えても大丈夫?
基本的なスタンスとしては傷んでいる部分は極力取り除いてから水槽に植えましょう。
傷んだ部分(特に溶けるようになっている部分)は健康な部分に伝染するように広がる傾向があるので、しっかり確認して取り除いてから導入することでトラブルを予防することができます。
水草は成長点(新しい葉、芽が出てくるところ)が固定されていれば、徐々に新しい葉や芽を展開させていきます。
極端な話ですが、成長点の部分だけを水槽に導入すれば成長していくので、筆者は有茎草なら3cm程度、ロゼット型水草なら葉をすべて落として株の部分だけを植えることが多いですね。
水槽に新規導入する水草は、輸送、環境変化のストレスなどで元から付いている葉があまり調子良く展開しないことが多いです。
そのため、「最小限の葉だけを残し、その水槽に合った葉や芽を水草に出してもらう」ということに注力すると、水槽に馴染みやすく自然な形で葉を展開するようになりますよ。


エムピージェーの「水草(書籍)」の記事一覧です。エムピージェーは「月刊アクアライフ」をはじめとした熱帯魚や水草、海水魚、川魚、爬虫類や両生類など水辺を中心とした生き物に関わる情報誌を発行している出版社です。