皆さんこんにちは!
アクアプランツWEB編集部です。
今回ご紹介するのは以下の2つのQAです。
水草の量、たしかに難しい問題です……。
それではどうぞ!
QA.025 初めから水槽いっぱいの水草を買わなくてはダメですか?
どのような水槽なのかによって回答が変わります。
・CO2無添加の水槽 ⇒ お好みで調整してもよい
・高光量・CO2添加有の水槽 ⇒ なるべく多く植える
お魚をメインにしている水槽などCO2無添加の場合は水草の量はお好みで良いでしょう。
本格的な水草水槽の場合は、セット初期から水草をたくさん植えた方が立ち上げがスムーズです。
なぜ、このような違いがあるかといえば、たくさん水草があれば余分な養分を吸収してくれるのでコケ予防になるからです。
余った養分は「白濁」「臭い」など何かと問題の原因になるので、水草が多いとそれだけ問題の発生原因を少なくすることができますよ。
量のイメージとしては極端な表現になりますが、「もう植えるところがない」というくらい植えてもOKです。
「水草の量が多いほど立ち上げがスムーズ」ですので、ご予算の許す限り水草を植えてみてください(笑)。
ちなみに成長の速い水草ほど立ち上げをスムーズにしてくれます。
グリーンロタラやパールグラス、ハイグロフィラ・ポリスペルマなどの有茎草は特に成長が早いですので、水景のイメージに合うようでしたらぜひ取り入れてみてください!

QA.026 植え方のコツを教えてください!
水草は専用のピンセットを使うと植えやすいです。
基本的には水草の下部をつかみ、底床に刺すように植えていきます。
水草のタイプによって植え方が微妙に異なりますのでそれぞれ解説します。
有茎草
①底床に刺す部分の下葉をカット(2~3cm程度)
②ピンセットで下葉をカットした部分をつまんで底床に植える
節から根が出るので必ず1節は底床に入るように植えます。
斜めに刺すようにすると抜けづらいです。
ロゼット型
①根を株に巻きつけるようにする(根が短い場合は根を直接植える)
②根を巻いた塊をピンセットでつまんで植える
ロゼット型は株が大きく浮き上がりやすいので、やや深めに植えると良いでしょう。
組織培養
①カップから出し小分けにする
②小分けにした塊をつまんで植える
どの水草の組織培養も根が小さくつまめないので、塊ごとつまんで植えると良いでしょう。
以外にも植えやすいので初心者の方でも簡単に植えられますよ。
「どうしても抜けてしまう(怒)」という方は、底床にピンセットを刺したら「ピンセットを開く」というイメージを持つとよいですよ。
また、一度植えるのに失敗した場所は抜けやすいので無理に植えずに別の場所か、底床をならしてから植えましょう。



エムピージェーの「水草(書籍)」の記事一覧です。エムピージェーは「月刊アクアライフ」をはじめとした熱帯魚や水草、海水魚、川魚、爬虫類や両生類など水辺を中心とした生き物に関わる情報誌を発行している出版社です。