皆さんこんにちは!

アクアプランツWEB編集部です。

今回ご紹介するのは以下の2つのQAです。

藻類への対策を詳しく解説します!

それではどうぞ!

QA.057 藻類(コケ)対策の基本を教えて!

水草水槽と藻類は切っても切れない関係です。
ですが藻類がはびこる水槽は見ていられませんよね。
そこで今回は藻類と上手に付き合う「5つのポイント」をご紹介します。

藻類はタイプごとに有効な対策方法が違うのですが、基本は同じです。
まずは基礎を身に着けて綺麗な水槽を目指しましょう。

①藻類は必ず発生する!
基本的に水槽は藻類にとって生活しやすい環境です。
必ず発生するものとして考えましょう。
そのうえで大量に増殖しない施策を考えるようにしてください。

②お掃除屋さんを活用する!
増殖する藻類は基本的にお掃除屋さんに食べてもらい対策をしましょう。
環境が安定するとお掃除屋さんがいなくても藻類の少ない水槽をキープできたりもしますが、まずはお掃除屋さんに食べてもらい綺麗な水槽を目指しましょう。

コケ取り生物を活用しよう! 写真はアルビノブッシープレコ。Photo by MPJ

③藻類の増殖量よりもお掃除屋さんを多くする!
超重要ポイントです。
基本的にお掃除屋さんが食べてくれる量が藻類の増殖量より多くないと減りません。
「うちのお掃除屋さん働かないんだよね……」という場合は単純に数が足りていないことも少なくありません。
藻類の量に合わせてお掃除屋さんの適正量が変わるということを覚えておいてください。
②と③について詳しくは次のQA58をご覧ください!

④なるべく手で取る!
気がついたところはなるべく手で取り除きましょう。
人間の手では完全には取り除けませんが、なるべく見えるところは綺麗にすることでお掃除屋さんの負担を減らすことができます。
藻類が水槽の中に残っていると意味がありませんので、換水と合わせて吸い出すように取り除くのがコツです。

何でもかんでも生物頼りにせず、自分の手も動かしたい! Photo by MPJ

⑤持ち込まない!
藻類が付いているものを水槽に入れないようにしましょう。
外部から持ち込んでしまうと一気に藻類が増殖してしまうことがありますので、ご注意ください。
特に水草に付着して混入することが多いので「水上葉」「組織培養カップ」など藻類の混入リスクの少ない水草を使うのがおすすめです。
水上葉について詳しくはQA5を、組織培養の水草について詳しくはQA22をご覧ください。

QA.058 藻類を食べてくれる生き物は? どれくらい入れればよいの?

藻類の少ない水槽を目指すならお掃除屋さんと上手に付き合う必要があります。
そこで今回は藻類対策に有効なお掃除屋さんと、本記事の末尾では水槽サイズ別の目安数をご紹介します。

【藻類を食べてくれる生き物】

<オトシンクルス>
口が吸盤状になっているナマズの仲間。
舐め取るように藻類を食べてくれるので、平面的なタイプの藻類に効果があります。
硬い藻類はあまり食べてくれませんので予防と割り切りましょう。

有効な藻類
珪藻類、とろろ昆布状の藻類、ガラス面に付く藻類(柔らかいタイプ)

予防できる藻類
ガラス面に付く藻類(硬いタイプ)、斑点状の藻類

vestitus
オトシンクルス(写真はオトシンクルス・ヴェスティトゥス)。Photo by N.Hashimoto

<ヤマトヌマエビ>
様々な藻類を食べてくれる頼りになるお掃除屋さん。
水草水槽に生えやすい藻類を広くカバーできるので多くの場面で有用です。

有効な藻類
珪藻類、とろろ昆布状の藻類、緑藻(アオミドロ)、緑藻(芝生状)

予防できる藻類
黒髭苔

※ミナミヌマエビもヤマトヌマエビと同様の藻類を食べてくれますが、駆除能力は3分の1以下です。そのため大量に必要になりますよ

ヤマトヌマエビ。Photo by MPJ

<サイアミーズフライングフォックス>
黒髭苔を始め、様々な藻類に対応できます。
ウィローモスなどのフサフサしたコケも食べてしまうので、レイアウトによっては不向きです。
状況に合わせて投入するか決めると良いでしょう。

有効な藻類
とろろ昆布状の藻類、緑藻(アオミドロ)

予防できる藻類
黒髭苔

サイアミーズフライングフォックス。Photo by N.Hashimoto

<シルバーフライングフォックス>
黒髭苔に効果抜群です。
サイアミーズフライングフォックスと同様、ウィローモスなどのコケも食べてしまうので、レイアウトによっては不向きです。
状況に合わせて投入するか決めると良いでしょう。
特に同種間で争うので、似たようなお魚を飼育されている場合は注意しましょう。

有効な藻類
とろろ昆布状の藻類、緑藻(アオミドロ)、黒髭苔

シルバーフライングフォックス(写真はやや体色が黄色みがかった変異個体)。Photo by MPJ

<石巻貝、カノコ貝の仲間>
石巻貝、カノコ貝はオトシンクルスと同様に舐め取るように藻類を食べてくれます。
貝のため動作は遅いですが、硬い藻類も対応できるのがポイントです。
白い卵を生むので見た目に気になる方は入れないほうが良いかもしれません。
中でもカバクチカノコ貝は強力な藻類除去能力を持っています。

有効な藻類
珪藻類、ガラス面に付く藻類、緑藻(芝生状)

予防できる藻類
斑点状の藻類、黒髭苔、藍藻

石巻貝。Photo by MPJ
石巻貝の卵。Photo by MPJ

<ブラックモーリー>
藍藻の予防に多少効果がありますが、藻類対策としてはあまり期待しない方が良いでしょう。
そのかわり水面に発生する油膜を綺麗に食べてくれます。

ブラックモーリー。Photo by T.Ishiwata

<タニシ、淡水シジミ>
濾過摂食という特殊な食性からアオコに効果があります。
とはいえ、効果は限定的なので過信は禁物です。

有効な藻類
アオコ

シジミ(スーパーで売られていたもの)。Photo by N.Hashimoto

【お掃除屋さん目安数】
以下の数字を参考にしてください。
けっこう画期的な表だと思いますよ!

オトシンクルスとヤマトヌマエビを基本に生物による藻類対策を組み立てよう。表の制作 G.Todoroki

 

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