みなさんこんにちは。
熱帯魚Q&A編集部の山口正吾です。
本日は「熱帯魚の大きさに基づくグループ分け」について解説します。
中型魚って具体的にどれくらいの大きさなのでしょうか?
熱帯魚Q&Aとは 熱帯魚Q&Aは“熱帯魚専門編集部”が、熱帯魚の飼育などに関する質問にお答えしていく連載です。熱帯魚Q&Aの更新情報はアクアライフ編集部のX(旧Twitter)でもお知らせしておりますので、あわせてご覧ください。 |
厳密な基準はありません
熱帯魚に公的な団体があって「大型魚とは全長00cm以上である」などと決められているわけではありません。
だいたいが、アクアリストの感性で、「ああ、あの魚は中型魚(または大型魚)だよねぇ」と認識されています。
ただ、そうしたなんとなくという認識であっても、長年のあいだの蓄積で、わりと多くの人にとって違和感のない基準ができているのではないかと思います。
ざっくりいうと、中型魚は全長10〜30cm程度、大型魚はそれ以上というのが、その基準になるでしょうか。
まあ、中型魚を15cm以上からとしてもなんら問題はないのですが、多くの人が「小型魚というには大きいなぁ」と感じるサイズから中型魚になります(これは大型魚も然り)。
アミメウナギは大型魚?
もちろん例外はあって、40cm程度になるアミメウナギを大型魚とすることはあまりありません。
これなどは「細長い魚」というカテゴリになるでしょうか。
体長や全長という数値だけではなく、見た目のボリュームや印象も重要なのです。
小型魚と中型魚、または中型魚と大型魚のあいだにいるようなサイズの魚も数多くあり、たとえば30cm程度になるピラニア・ナッテリーは中型魚とするには大きく感じるし、大型魚とするには小さく感じる魚です。
それでも、そうした魚を目の前にして「これは中型魚だ(または大型魚だ)」と言い切ったところで、誰かが困ることもないでしょう。
こうした言葉は臨機応変、柔軟に使えばよいのだと思います。