みなさんこんにちは。
熱帯魚Q&A編集部の山口正吾です。
本日は、「熱帯魚の寿命」について解説させていただきます。
何年である、と断言することは難しいのですが、およその傾向みたいなものはあります。
熱帯魚Q&Aとは 熱帯魚Q&Aは“熱帯魚専門編集部”が、熱帯魚の飼育などに関する質問にお答えしていく連載です。熱帯魚Q&Aの更新情報はアクアライフ編集部のX(旧Twitter)でもお知らせしておりますので、あわせてご覧ください。 |
大きさからだいたいの寿命を推測できます
熱帯魚の寿命はおよそ大きさをもとに知ることができます。
単純に言えば、小さい魚は短命で、大きい魚は長命です。
ただし、これは傾向の話であって、たとえば全長5cm程度のコリドラスが20年程度生きることも知られています。
一方で全長50cmを超えるような大きな魚が2〜3年の寿命という例は聞いたことがありません。
いくつか例を挙げてみます。
・全長3cm程度のネオンテトラや小型のコイなどで2〜3年
・全長10〜15cm程度のエンゼルフィッシュで4〜5年
・全長50cm以上になるアジアアロワナであると20年程度
以上がだいたいの寿命となります。
同じ種類でも寿命が変わることもある
寿命は環境その他にも左右され、たとえば低温であると代謝が低下することで寿命が伸びたり、繁殖を経験したメスは体力の消耗により寿命が短くなったりします。
同じ種でもヒレの長い改良品種は活動に多くのエネルギーを使うためか、短命になることがあるようです。
寿命にはストレスも影響しますから、なるべく快適な環境で飼って、長生きさせてください。