みなさんこんにちは。
熱帯魚Q&A編集部の山口正吾です。
本日は「小さな水槽の水質管理」について解説します。
小さな水槽って、飼育が難しいのでしょうか。
熱帯魚Q&Aとは 熱帯魚Q&Aは“熱帯魚専門編集部”が、熱帯魚の飼育などに関する質問にお答えしていく連載です。熱帯魚Q&Aの更新情報はアクアライフ編集部のX(旧Twitter)でもお知らせしておりますので、あわせてご覧ください。 |
水量と魚の体重のバランスで考えましょう
小型水槽は気温の影響を受けやすいというマイナスはあります。
ただ、水量に合った水槽用ヒーターを使えば、水温は一定で保たれますから、あまり心配はいらないでしょう。
水温が上がる夏にも対応策はあります。
水質の悪化については、魚体重と水量の比較をもとに考えると良いと思います。
たとえば、30Lの水槽にネオンテトラ50匹と20匹、どちらの水質が悪化しやすいかと言えば前者(50匹)です。
ですから、水量に見合った魚を飼って、適切な量の餌を与え、適切な水換えやメンテナンスをしていれば、大型水槽と比べて極端に難しい、とはいえないと思います。
「適切な」という言葉が曖昧ですが、水質検査キットを使い、水槽の状態を把握することで、ふさわしい状態に近づけることができます。
たとえば、2週に1回の水換えでは水が汚れ過ぎてしまう、ということがわかれば、週に1回水換えをするなどという対応をすればよいのです。
とはいえ、水槽があれば魚を足したくなるし、水換えもサボりたくなる、それが人情というものでしょう。
小型水槽に限らず、そのあたりの折り合いをどうつけるか、それがポイントになるでしょうか。