みなさんこんにちは。

熱帯魚Q&A編集部の山口正吾です。

熱帯魚の飼育スタイルは様々です。

砂を敷いた場合とそうでない場合の違いなどを解説します。

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熱帯魚Q&Aは“熱帯魚専門編集部”が、熱帯魚の飼育などに関する質問にお答えしていく連載です。熱帯魚Q&Aの更新情報はアクアライフ編集部のX(旧Twitter)でもお知らせしておりますので、あわせてご覧ください。

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ベアタンクは魚のストレスになる?バクテリアの住処はどこ??

底砂に汚れがたまりやすい水槽ではベアタンクを採用することが多いです

ベアタンク(Bare Tank)とは、底砂を敷かないスタイルの水槽ですね。

流木などのオーナメントが入っていても、底砂がなければベアタンクと呼んだりします。

底砂に汚れがたまらないので、なるべく衛生的に保ちたい水槽、たとえば大型魚が多数混泳する水槽では主流です。

ディスカスの飼育でもよく見ます。

ベアタンクでは、ガラスやアクリルの反射により水槽底面からの照り返しが強くなります。

明るくなって良いという面もありますが、それをストレスと感じる魚もおり、時には落ち着かない様子を見せることがあります。

また、一部のナマズやドジョウ類など、そもそも底砂に潜って生活する魚はけっこういて、そうした魚も底砂がないと落ち着かない様子を見せることがあります。

そんな場合は底砂を敷くとよいでしょう。

バクテリアの件。

バクテリアは物の表面につくので、底砂がないと生物ろ過の働きは落ちると考えてよいでしょう。

「ろ過が追いつかない!」と思ったら、フィルターを増設するなどしてください。

大型魚の混泳水槽ではベアタンクが主流だ。Photo T.Ishiwata
北米淡水カレイ。だいたいいつも砂に潜っている。Photo MPJ

Written by 山口 正吾

熱帯魚QA