皆さんこんにちは!

アクアプランツWEB編集部です。

今回ご紹介するのは以下の2つのQAです。

レイアウトの見栄えをぐんとよくする、化粧砂の紹介です。

それではどうぞ!

QA.079  化粧砂ってなに?

化粧砂とは、水槽前面に敷く飾り砂(砂利)のことです。

特定の商品を指すものではなく、水草レイアウトの前景使う砂や砂利をまとめてこう呼びます。

ソイル(水草用の土)は大きく分けると黒か茶色の2色ですが、砂や砂利は様々な色彩のものがあるので、水草の茂みとはまた違った雰囲気を出すことができます。

一般的に化粧砂部分には水草を植えないことが多いですが、砂、砂利系の底床でもよく育つ水草を植えることで、より複雑な化粧砂を使った前景を作ることができます。

【砂、砂利系の底床でもよく育つ水草例】
・ヘアーグラス
・ショートヘアーグラス
・ニューラージパールグラス
・キューバパールグラス
・ウォーターローン
・へランチウム・テネルム
・へランチウム・ラチフォリウス
・ピグミーチェーンサジタリア
・ロベリア・カージナリス
・クリプトコリネ・パルバ
・クリプトコリネ・ルーケンス
・ヒドロコティレsp. “ミニ”
・オーストリアンヒドロコティレ
など

砂、砂利系の底床でも問題なく育つ前景草は意外と多いですので、色々と組み合わせて自然感のある前景作りにチャレンジしてくださいね。

化粧砂も一種ではなく、粒の大きさや色彩の違うものを数種類組み合わせてつかうことで、より複雑な水景になりますので、自由な発想で水草レイアウトを楽しむと良いでしょう。

化粧砂を使ったレイアウト例。Photo by T.Ishiwata Thanks SENSUOUS

 

アクアリウム用の砂、砂利ならおよそ化粧砂に使うことができる。色々あるので自由にアレンジしてみよう! Photo by T.Ishiwata

QA.080 化粧砂とソイルはどうやって敷き分ける?

化粧砂とソイルは混ざってしまうと見栄えが悪いのでしっかりと敷き分ける必要があります。

敷き分けることができるのであれば、様々なものが流用できますので色々と工夫すると良いでしょう。

参考までに、筆者が実際に敷き分けに使っている方法を1つご紹介します。

【仕切り板を利用して敷き分ける方法】
まずは、ボール紙やダンボールなどを適当な大きさにカットして水槽にセットします。

ソイルを入れるところと化粧砂を入れるところがはっきりと分かれるように仕切りましょう。

仕切り板を入れたら、化粧砂から入れていきます。

化粧砂を入れ終わったら、ソイルを入れます。

化粧砂とソイルは同じくらいの高さにするのがポイントです。

化粧砂、ソイルを入れたら仕切り板を外します。

この時、ソイル側に仕切り板をちょっと倒しながら引き抜くと仕上がりが綺麗ですよ。

仕切り板を外したら、化粧砂とソイルの境目に石や流木を配置して混ざらないようにしましょう。

石や流木を並べると、どうしても隙間ができるので化粧砂と色彩の似た砂利などを隙間に流し込むようにすると、より混ざりづらくなります。

すべて終わったら、全体のバランスをみて、後ろの方にソイルを追加して高さを出すと立体感が出て見栄えが良くなりますよ。

編集部より/2021年7月発売のアクアプランツ18でも化粧砂について解説しています。よろしかったらそちらもご覧ください。

厚紙で底床を仕切って内側にソイルを敷く。Photo by T.Ishiwata
外側に化粧砂を敷いたら厚紙を引き抜く。水草はソイル部に植えると育ちやすい。Photo by T.Ishiwata

水草QA