みなさんこんにちは。
アクアライフWEB編集部です。
白いモヤモヤ、金魚についたことはありませんか。
それは病気かもしれません。
金魚Q&Aとは 金魚Q&Aは金魚に関する様々な疑問に理科教諭、生物部顧問であり金魚の研究なども行なっている川澄 太一(かわすみ たいち)さんにお答えいただく連載です。一回一回独立したQに答えていくので、まとめて読んでいただいても、気になるQだけ見ていただいても、どちらでも大丈夫! 金魚Q&Aの更新情報はアクアライフ編集部のTwitterでもお知らせしておりますので合わせてご覧ください。 |
Q:金魚に白い綿のようなものがついた。病気??
白雲病かもしれません
頭のコブ(肉瘤にくりゅう)が白く見えている場合には、問題ありません。
オランダ獅子頭のコブに白いものがついていると、迫力が増していいものです。
ただ、コブではなく、体表に広がっていたり、ケガをしているところに白い綿がついているような場合は問題です。
体表にうすく白い綿状のものが広がっていれば、白雲(はくうん)病と考えて、半分水換えして細菌感染症用の薬を入れてください。
白雲病は、繊毛中(せんもうちゅう)の寄生により、粘液の分泌が多くなっている状態です。
発症の原因は水の汚れなので、餌の量、金魚の密度について調整が必要です。
種類にもよりますが、細菌に効く魚病薬は、投薬すると飼育水が黄色になるものが多いです。
とはいえ、そうした黄色い飼育水でも、体表の白いものは目視で確認できます。
投薬後2〜3日経てばきれいになくなることでしょう。
水カビ病の可能性も
ケガをしているところ、傷んだヒレの先などに綿のようなものがつくのは水カビ病です。
水カビ病は綿かぶり病とも呼ばれます。
水中にいる水カビ(卵菌)が、魚の傷ついたところにつく病気です。
私は、室内飼育においてこの病気が出たことはありませんが、たまに屋外飼育で出ます。
出る季節は決まっていて冬です。
ヒレの先が傷み、そこに水カビがついている場合がほとんどです。
別の水槽に移し、水カビ病用の薬を投薬し、また水温を20℃ぐらいに上げてあげると快方に向かいます。