みなさんこんにちは。

アクアライフWEB編集部です。

先の回答では白点病の治し方を解説しました。

しかし、その他にも金魚がかかる病気があります。

金魚Q&Aとは

金魚Q&Aは金魚に関する様々な疑問に理科教諭、生物部顧問であり金魚の研究なども行なっている川澄 太一(かわすみ たいち)さんにお答えいただく連載です。一回一回独立したQに答えていくので、まとめて読んでいただいても、気になるQだけ見ていただいても、どちらでも大丈夫! 金魚Q&Aの更新情報はアクアライフ編集部のTwitterでもお知らせしておりますので合わせてご覧ください。

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Q:白点病以外の病気についても治し方を教えて!

各病気の治療

皮膚炎は水質悪化が原因だと考えられます。

ですから、まず、水量の1/2換水え、ろ過槽の掃除をします。

また、炎症からの細菌感染を防ぐために、エルバージュなどの細菌性の病気に効果がある薬を投薬しておきます。

尾ぐされ病は、細菌性の病気です。

これも皮膚炎と同じく水質悪化が原因で発症すると考えられます。

ですから、半分水換え、ろ過槽の掃除をしてから細菌性の病気に効果がある薬の投与……と、対処法も同様です。

松かさ病については、私はほとんど治療できたことはありません。

とても、治療が難しい病気だと思います。

ただ、私の教え子が「グリーンFリキッドを投薬したら治った」と教えてくれたことがあり、私もやってみました。

するとですね、治った子が一匹だけいます。

松かさ病は細菌が原因で発症することもあるので、魚病薬が効果を発揮したのかもしれません。

キンギョヘルペスについては回答を公開しているので、そちらをご覧ください

水カビ病は、卵菌類が原因とされています。

治療は難しくなく、水温を上げて(といっても室内飼育であれば特に加温することはありません)、グリーンFなど専用の薬を投薬すれば治ることが多いです。

穴あき病は細菌性の病気で、パラザンDなどの専用の薬を投薬すれば治療することができます。

水質悪化によって発症することもあるため、あわせて水換えをするとよいでしょう。

ウオジラミやイカリムシなどの寄生虫については、おそらく外から持ち込んでしまったことが原因だと思います。

金魚を水から取り出し、やさしく手で握るなどして固定し、ピンセットなどで寄生虫を取り除きます。

全てを取り切ることができない場合は、トロピカルNなどの専用の薬で退治しましょう。

ほか寄生虫では、稚魚期によく発生するギロダクチルスやダクチロギルスがあります。

これらの生物は普段から水槽におり、完全に水槽からいなくなることがない生き物だと考えています。

これらが原因で稚魚が死亡してしまうときは、餌のブラインシュリンプの食べ残しが原因で水質が悪化し、大量発生していると推察しています。

ですので、そういうときは水換えをして、容器をさっと熱湯消毒し、新しい水を入れることで対処しています。

これで、わりとと持ち直します。

尾ぐされ病。各ヒレの先端が傷んでいる。細菌性の病気。Photo MPJ
松かさ病にかかった琉金。ポップアイも発症している。Photo MPJ
穴あき病。鱗が剥がれて肉質が見えている。周囲の鱗は腐ってワタカビのように見えている。Photo MPJ

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