みなさんこんにちは。
アクアライフWEB編集部です。
本日紹介させていただくお魚は、小さく可愛いヒョウ柄ナマズ、ゴールデンレオパードタティアです。
とても飼育しやすく、出会う機会も(そこそこ)多いこのナマズは、夜行性種の魅力を存分に感じられる一匹です!
昼と夜で全く違った様子を見せるその面白さ……ぜひご覧ください!
夜に眺めろ、ゴールデンレオパードタティア
体長6cmほど。南米に暮らすこのナマズは、ゴールデンレオパードタティアといいます。
ゴールデンレオパードタティアは基本的に夜行性なので、明るいうちはほとんど動かず物陰などでじっとしています。
狭いところに入りたがる習性がありますので、飼育する際は土管や流木などを用意してあげるとよいでしょう。
この魚は、隠れ家に入った時にヒレをピンと張り体を固定する癖があります。そのため、流木を水槽から取り出した時などに、一緒について来てしまうことがありますので、レイアウトを触る時は充分に注意してください。
そんなゴールデンレオパードタティアの観察は、もちろん夜間。
しっかり消灯した後に、暗めのライトを持って水槽を覗いてみると……昼間からは想像できないくらい泳ぎ回っている姿を確認できる「時も」あります。
夜中じゅう動いているわけではないので、タイミング次第では「暗くてもじっとしてるタティア」を見ることになりますが、活発に泳ぐタティアの魅力はかなりのものがありますので、見れなかったとしても諦めず、また別の機会に暗い水槽を覗いてみましょう。
あのぐるぐると回るような「タティア泳ぎ」は、一見の価値ありですよ!
餌は夜間に……でも出遅れる可能性も
ゴールデンレオパードタティアは夜行性なので、餌は消灯後にあげることになります。
大好物は冷凍アカムシ。
餌に対しては結構貪欲に向かっていきますので、食べなくて困るということは少ないでしょう。
ただ物陰でじっとしている性質があるので、消灯直後などはあまり姿を見せず、餌を水槽にばらまくと他の魚に先に全て食べられてしまう可能性があります。
餌への反応が悪い時は、隠れ家付近に落としてやるなどして対応してあげましょう。
混泳しやすいからこそ白点病に注意
ゴールデンレオパードタティアは白点病にかかりやすい魚として知られています。
魚病薬に弱いと言われるナマズの仲間ながら、ある程度の薬浴には耐えてくれますが、できれば発症前に防ぎたいものです。
ゴールデンレオパードタティアのいる水槽に新しい魚を追加する時は、白点病を持ち込まないよう重々気をつけましょう。
こうした心配が多くなる理由のひとつとして、ゴールデンレオパードタティアの混泳のしやすさにあります。
基本的に性質は大人しく、口も小さいため混泳できる魚がとても多いのです。そのせいで混泳魚追加の機会、つまり白点病を持ち込む可能性が増えてしまうというわけです。
心配であれば、新しく購入した魚はいきなりゴールデンレオパードタティアのいる水槽に追加はせず、別の水槽で様子を見てから混泳させるようにしておきましょう。
そんな感じで白点病にかかりやすいという弱点はありますが、ゴールデンレオパードタティアは夜行性の小型ナマズの中でも、かなり丈夫な部類に入りますので、極端に神経質になる必要はありません。
むしろ「コツさえつかめば、飼育自体はそう難しくない」と言える魚なので、興味ある人はぜひ飼育にチャレンジしてみてください。彼らを暗闇の中で観察していると、夜行性魚の魅力にどんどんハマっていくはずですよ!
余談ですが、ゴールデンレオパードタティアに近い種類に、レオパードタティアという魚がいます。
ゴールデンレオパードタティアよりひと回り小さく、流通量もやや少なめですが、こちらはこちらで魅力のある種類なので、機会があったらゴールデンレオパードタティアとの違いをじっくり観察してみてください。
それでは、本日もアクアライフブログをお読みいただきありがとうございました!
月刊アクアライフ2018年8月号の、連載「一種類徹底飼育講座」にもゴールデンレオパードタティアが登場しますので、合わせてご覧ください!
みなさんこんにちは。 アクアライフWEB編集部です。 当ページでは、月刊アクアライフにて連載中の「一種類徹底飼育講座」を一覧としてまとめています。 魚の「種類別」飼育情報として、ぜひお役立てください! 「一 …
そちらの連載では、ゴールデンレオパードタティアの別名である「ブルーレオパードタティア」として紹介しております!