みなさんこんにちは。
アクアライフWEB編集部です。
今回の金魚Q&Aは金魚の歳の数え方について。
独特な用語ですが、なんとなくでも覚えておくと良いと思います。
金魚Q&Aとは 金魚Q&Aは金魚に関する様々な疑問に理科教諭、生物部顧問であり金魚の研究なども行なっている川澄 太一(かわすみ たいち)さんにお答えいただく連載です。一回一回独立したQに答えていくので、まとめて読んでいただいても、気になるQだけ見ていただいても、どちらでも大丈夫! 金魚Q&Aの更新情報はアクアライフ編集部のTwitterでもお知らせしておりますので合わせてご覧ください。 |
Q:当歳魚、明け二歳とは。キンギョの年齢の数え方は難しい?
関東と関西で異なるようです
その年の春に生まれた金魚を当歳魚といいます。
明け二歳というのは、その当歳魚が年を越してから3月末までの呼び名となります。
この呼び方であると、秋〜冬に生まれた金魚が、すぐに明け二歳となってしまうため、業者さんによっては「生後00ヵ月」というように歳を表すこともあります。
上記の数え方は関西のもので、関東では生まれた年が当歳、一年間生きて、めでたく誕生日を迎えたら二歳となるようです。
ところが、私のよく行く、東京にあるお店の方に聞いたところ、そちらのお店では関西の方の数え方のようで、関西と関東であまり違いはないのかもしれません。
外見から年齢を判断するのは簡単ではない
年齢の数え方、これは正確には難しいと思います。
ただ、年をとっているかどうかの見分ける方法の一つに目の大きさがあります。
琉金や和金では体が同じ大きさでも年齢が高いほうが目(瞳、黒い部分)が大きくなります。
この目の大きさは一つの指標になるのではないでしょうか。
あとは、ヒレや鱗の感じですね。
年を重ねるとヒレや鱗に若いときには見られない、独特の深みが出てきます。
人間でいう皺みたいなものですね。
私の感覚では早いものでは3歳のころから少しこのような深みのある味わいが出てきますね。
和金などでは、若い時に見られなかったコブが出てきたりします。