みなさんこんにちは。

アクアライフWEB編集部です。

今回の金魚Q&Aは金魚と底砂について。

敷くか敷かないか、金魚飼育における悩みどころの一つだと思います。

金魚Q&Aとは

金魚Q&Aは金魚に関する様々な疑問に理科教諭、生物部顧問であり金魚の研究なども行なっている川澄 太一(かわすみ たいち)さんにお答えいただく連載です。一回一回独立したQに答えていくので、まとめて読んでいただいても、気になるQだけ見ていただいても、どちらでも大丈夫! 金魚Q&Aの更新情報はアクアライフ編集部のTwitterでもお知らせしておりますので合わせてご覧ください。

金魚Q&A一覧はこちらから

Q:砂利のメリット・デメリットは何? ストレス軽減になるって本当?

砂利のメリット

メリットは、細かくなったフンなどの浮遊物が減り、水が透明になりやすい。

排泄物をろ過するバクテリアが住みやすく、水を金魚にとって快適なものにしてくれる。

黒い砂であれば体色が濃くなる効果が期待できる。

どれもいいことばかりですね。

砂利のデメリット

一方で、デメリットもあります。

病気が発生した時の処理が面倒です。

砂利には良いバクテリアも住みますが、悪いバクテリアや白点虫なども住み着きます。

いったん水槽で病気が出たら大変!

砂利を全部取り出して熱湯消毒をする必要があります。

バケツに入れた砂利に熱湯を注ぐのですが、それだけで全ての砂利が消毒できるとは思えません(お湯に触れない砂利もある)。

ですから、必ず天日干しをします。

水槽に水草を植えることができるくらいの厚さで砂利を敷いていた場合、かなりの砂利を出すことになり、労力も必要になります。

筆者の飼育では……

先にも述べたように、金魚に病気が出たときが面倒なので、私は大磯砂を薄めに敷いています。

以前の話になりますが、私は長いあいだ砂利を敷かずに飼育していました。

そうした飼育でも金魚は優雅に泳いでいましたし、ストレス軽減効果はないと思います。

筆者の金魚水槽。大磯砂を薄めに敷いている。Photo T.Kawasumi

金魚Q&A