みなさんこんにちは。
アクアライフWEB編集部です。
今回の金魚Q&Aは熱帯魚との混泳について。
熱帯魚は多種多様ですから、混泳ができる種とそうでない種がいます。
金魚Q&Aとは 金魚Q&Aは金魚に関する様々な疑問に理科教諭、生物部顧問であり金魚の研究なども行なっている川澄 太一(かわすみ たいち)さんにお答えいただく連載です。一回一回独立したQに答えていくので、まとめて読んでいただいても、気になるQだけ見ていただいても、どちらでも大丈夫! 金魚Q&Aの更新情報はアクアライフ編集部のTwitterでもお知らせしておりますので合わせてご覧ください。 |
Q:金魚と熱帯魚は混泳できる? グッピーやプレコ、ネオンテトラなど
混泳している水槽は見たことがあります
質問にある3種類について、金魚と混泳している水槽を見たことがあります。
問題ないと思います。
金魚は口に入ってしまうと魚を食べてしまうので、金魚の体と熱帯魚の体のサイズを合わせながら飼育するとよいです。
ただ、私は熱帯魚の飼育にはあまり詳しくはありませんから、文末に編集部による補足をお願いしています。
丈夫な金魚と比較して
飼育について。
金魚の水換えは、まず水を半分取り除き、そこにダイレクトに水道水を注入、そして適度なカルキ抜きを入れるという方法で大丈夫だと思います。
私は稚魚の水換えのとき、必ず液体のカルキ抜きを入れますが、成魚の水槽については、うっかりカルキ抜きを入れるのを忘れてしまうことがあります。
しかし、それで金魚が死んでしまったことはありません。
でも、熱帯魚でこのような水換えを行なうと、水温変化などが原因で魚にダメージを与えてしまうかもしれません。
金魚と一緒に飼育するならば、熱帯魚の水換えや飼育方法全般について把握しておいてください。
夏に水温が上昇しても金魚は問題ありませんが、熱帯魚ではそうはいかないのではないでしょうか。
編集部による補足
川澄先生のおっしゃるように、熱帯魚の中にはデリケートな種類もあり、金魚に合わせた飼育では、いろいろな弊害が起こる可能性があります。
ですから、混泳しようと思ったら、金魚ではなく熱帯魚に合わせた方法で飼育する方が無難です。
基本的なところでは、水槽にはヒーターを入れて保温するなどの飼育方法です。
また、金魚と食べる/食べられるの関係にならなくても、相性が悪い魚はいます。
たとえば、体表を舐めて粘膜を剥ぎ取ってしまう魚や、鱗やヒレを齧る魚など。
表題にあるプレコも、状況によっては他魚を盛んに舐めることもあるので、注意が必要です。
また、テリトリー意識が強い魚では、金魚に致命的な攻撃を加えることもあります。
たくさんの種類がいる熱帯魚。
金魚と混泳しようと思ったら、まずはその種がどんな性質であるのか、調べてから水槽に迎え入れましょう。