みなさんこんにちは。

熱帯魚Q&A編集部の山口正吾です。

本日は「熱帯魚とシュリンプの混泳」について解説します。

一緒に飼っても良いのでしょうか。

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熱帯魚Q&Aは“熱帯魚専門編集部”が、熱帯魚の飼育などに関する質問にお答えしていく連載です。熱帯魚Q&Aの更新情報はアクアライフ編集部のX(旧Twitter)でもお知らせしておりますので、あわせてご覧ください。

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熱帯魚の口に入らないサイズであれば大丈夫

水質などの条件をクリアした上であれば、基本的には熱帯魚の口に入らないサイズのシュリンプなら混泳ができます。

たとえば3cmほどのネオンテトラと3cmほどのヤマトヌマエビなら、なんら問題はありません。

ただ、シュリンプが口に入らなくても、魚種によっては執拗に食べようとすることもあるので注意が必要です。

エンゼルフィッシュなどのシクリッドではシュリンプを徐々についばんで食べてしまうこともありますし、執拗に追いかけることで、逃げようとするシュリンプが水槽から飛び出してしまうこともあります(水槽にはフタをしましょう)。

シュリンプ類は多くの魚にとってとても美味しく感じるようです。

その他、混泳がうまくいくコツは、隠れ家をたくさん作ることです。

簡単な方法ではモス類をふわっと入れておくと、何かあった際にシュリンプはその中に逃げ込むことができます。

なお、シュリンプを殖やしたいと思ったら、どんな魚でも混泳はしない方がよいでしょう。

たとえばレッドビーシュリンプの稚エビはケシ粒のように小さくて、小さな魚にとっても食べやすいご馳走となってしまいます。

ヤマトヌマエビとレッドテトラ。Photo MPJ
飼育≒繁殖というエビもいる。写真はレッドビーシュリンプ。Photo MPJ
 
レッドビーシュリンプの稚エビ。とても小さく、多くの魚にとって良い餌となってしまう。Photo MPJ

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