みなさんこんにちは。
アクアライフWEB編集部です。
メダカ飼育には青水(あおみず)がいい!と聞いたことはありませんか?
青水の作り方やメリット、注意点についてまとめました。
メダカQ&Aとは メダカQ&Aは、専門店にて長くメダカ飼育に携わられている大場 貴保(おおば たかやす)さんに、メダカ飼育の素朴な疑問や繁殖のコツなどについてご回答いただく連載です。メダカ好きの方は、ぜひ興味のある質問から覗いてみてください! |
Q:メダカの青水の作り方!アオコとグリーンウォーターは別物?最適な濃さは?
メダカを飼っていれば自然と青水ができます
青水(グリーンウォーター)はメダカを飼育していれば自然とできてきます。青水になるまでのスピードは、水槽の設置場所や入れているメダカの数、水温によって変化します。青水になりやすい条件は、
- 屋外飼育で太陽光がよく当たる
- 過密飼育
- 餌のやり過ぎ
- 高水温
などです。筆者は無理に青水を作る必要はないと考えていますが(後で解説)、青水を作りたい時は日当たりや水温などに気をつけるとよいでしょう。青水を作るために過密飼育したり餌を大量に与えたりして、メダカが体調を崩しては本末転倒ですので、あくまで自然にできるものと考えましょう。
青水(グリーンウォーター)のメリット
青水(グリーンウォーター)は、水中に微細な植物プランクトンなどが繁殖してできた緑色の水です。
メダカは、私たちが与える餌の他にも、虫や植物プランクトンを食べているので、青水は常にエサがある状態とも言えます。
特に稚魚は小さいため、口に入るサイズの微細な植物プランクトンは貴重なエサとなります。
ただし、スペースの限られた飼育環境下では、メダカは青水の栄養分だけで生きることはできません。市販のメダカ用の餌を与えたうえで、青水を併用することをオススメします。
青水(グリーンウォーター)を無理に作る必要はない
青水の作り方やメリットを書いてきましたが、逆に青水になりにくい水槽とは、適切な数のメダカに適切な量の餌を与え、ろ過器や水換えなどで青水の原因である植物ブランクトンの大量発生を防いでいる、安定した良い環境の水槽ということになります。
無理をして青水を作る必要はなく、むしろ青水の色が濃くなってしまったら、水槽の環境が適切ではない可能性があります。水換えの頻度を少し上げるなどして対策をした方がよいでしょう。
また、青水・グリーンウォーターの他に、アオコという言葉を聞いたことがある方も多いと思います。
アオコは本来、意味の異なる症状らしいのですが、メダカを飼育している方の中では3つともほぼ同じ意味で使用されていることが多いです。
青水にしてもアオコにしても、植物プランクトンの大量発生であることに違いはないので、緑色が濃くなったり、水槽内に藻が生えすぎたりしていたらすぐに水換えをしましょう。
青水の適切な濃さについては定義はないですが、水槽の底にいるメダカの輪郭がしっかりと確認できるぐらいの濃さであれば大丈夫です。