みなさんこんにちは。

アクアライフWEB編集部です。

メダカには色々な体型がありますよね。

それぞれ解説していきましょう。

メダカQ&Aとは

メダカQ&Aは、専門店にて長くメダカ飼育に携わられている大場 貴保(おおば たかやす)さんに、メダカ飼育の素朴な疑問や繁殖のコツなどについてご回答いただく連載です。メダカ好きの方は、ぜひ興味のある質問から覗いてみてください!
メダカQ&Aの更新情報はアクアライフ編集部のTwitterでもお知らせしておりますので、あわせてご覧ください。

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Q:メダカの体型について

改良メダカの体型は4種類

改良メダカは、ヒレ長や眼の変化、体色を除いた、体の長さやヒレの形といった基本的な体の構造による分類ができます。

それに従うと、改良メダカの体型は4種類に分けられます。

各体型の見分け方と良い体型の選別方法を解説します。

普通種体型

メダカの一般的な体型と言えるのが、この普通種体型です。

川にいる野生のメダカは基本的にすべて普通種体型となります。

選別する際には骨が曲がっていないか、頭がへこんでいないかなど骨の歪みをチェックしましょう。

普通種体型。体は短くなく、しりビレより背ビレが小さい。Photo N.Hashimoto

ヒカリ体型

尾ビレがひし形となり、背ビレはしりビレと同じ形をしているのがヒカリ体型です。

背骨を中心に上下対称となっているため、このような尾ビレや背ビレをしています。

ヒカリ体型同士の交配では、99%ヒカリ体型が生まれるため、初心者でも安心して交配を楽しめます。

一方で、骨曲りの個体が多いのも特徴の一つです。

そのため選別をする際には特に骨曲がりに気を付けましょう。

ヒカリ体型。体は短くなく、背ビレとしりビレが同じ形。Photo N.Hashimoto

ダルマ体型

背骨が部分的に融合して短くなり、体長が普通種体型の半分程度しかないのがダルマ体型です。

泳ぎ方が可愛らしく、愛嬌のあるメダカとして人気があります。

水温や水質の変化に敏感なところがあり、飼育、産卵が難しく、中級者向けの体型です。

固定率は低く、ダルマ体型同士を交配しても、普通種体型、半ダルマ体型、ダルマ体型が生まれてきます。

前述の通り、ダルマ体型は泳ぎが苦手です。

そのため水流、産卵が苦手な特徴があります。

選別をする際には、水平に綺麗に泳いでいる個体を選ぶと良いでしょう。

体は短く、しりビレより背ビレが小さい。Photo N.Hashimoto

ヒカリダルマ体型

ヒカリ体型とダルマ体型の特徴を取り入れた体型です。

背ビレや尾ビレはヒカリ体型と同じ形をしており、ダルマ体型のように普通種体型の半分程度の体長しかありません。

ヒカリ体型とダルマ体型の組み合わせなので、前述した両方の選別ポイントをクリアする必要があり上級者向けの体型です。

ただ、その分魅力的なメダカですので、一度飼育してみてはいかがでしょうか。

体は短く、背ビレとしりビレが同じ形。Photo N.Hashimoto