みなさんこんにちは。

アクアライフWEB編集部です。

この記事では大人気の「ラメ」メダカをご紹介! 多くのメダカファンを魅了してきたラメ品種の進化について見てみましょう。

メダカQ&Aとは

メダカQ&Aは、専門店にて長くメダカ飼育に携わられている大場 貴保(おおば たかやす)さんに、メダカ飼育の素朴な疑問や繁殖のコツなどについてご回答いただく連載です。メダカ好きの方は、ぜひ興味のある質問から覗いてみてください!
メダカQ&Aの更新情報はアクアライフ編集部のTwitterでもお知らせしておりますので、あわせてご覧ください。

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Q:青ラメに黒ラメ……ラメメダカの種類紹介!人気の品種はどれ?

ラメはキラキラするだけじゃない!多様化するラメ表現

改良メダカのウロコの一枚一枚に光を反射する色素胞が集まり、キラキラと光る形質のことをラメと呼んでいます。現在では体を覆いつくすほどラメがのった品種も生まれています。

ラメは初心者から上級者まで幅広く人気があり、改良メダカを代表する形質となっています。その人気の高さから、新しいラメ品種を作るための交配が活発に行なわれており、ラメの量を増やした品種ラメの色に特徴のある品種ラメの大きさや形が変化した品種など、“光っているだけ”では終わらない進化を遂げています

その中でもラメの進化において特筆すべき、または歴史的に価値のある4品種をご紹介します。

白ラメ幹之

ラメの元祖にあたる品種。すべてのラメ系統の元をたどればこのメダカに行きつきます。

白雪(しらゆき)は白ラメ幹之を累代し、ラメを強化した品種。白いラメがびっしりと全身に現れている。Photo Takayasu Oba

黒ラメ幹之

もともとのラメの色は白一色でしたが、黒ラメ幹之青、オレンジ、金、ピンクなどカラフルな色のラメをしています。

リリースされた当初はラメの色がカラフルになるなんて想像もできなかったため、多くの愛好家に衝撃を与えました。現在のラメ系統の多くは、黒ラメ幹之からの派生品種で、カラフルな色のラメをしています。

黒ラメ幹之のラメは多色に輝く。カラフルなラメの登場は、改良メダカの歴史に大きな影響を与えた。Photo Takayasu Oba

紅白ラメ・三色ラメ

紅白柄、三色柄の品種にラメを遺伝させた品種です。もともと人気のある品種だっただけに、さらにラメが加わることで圧倒的な人気を博しています。

紅白にラメを乗せた紅白ラメ。煌びやかな姿が人気の品種だ。Photo Takayasu Oba

黒ラメ幹之サファイア系

黒ラメ幹之によってラメの色が多彩になり、表現の可能性が広がりました。その完成形の一つが、青色のラメに特化した黒ラメ幹之サファイア系です。

黒ラメ幹之サファイア系は青色のラメが特徴。特定の色のラメを強化する改良も様々な品種で進められている。Photo Takayasu Oba

今後は、もしかすると赤色のラメ、ピンク色のラメなども生まれてくるかもしれませんね。