みなさんこんにちは。

アクアライフWEB編集部です。

メダカを単体で飼っている方は多いかと思いますが、

賑やかな水槽も良いものですよ。

メダカQ&Aとは

メダカQ&Aは、専門店にて長くメダカ飼育に携わられている大場 貴保(おおば たかやす)さんに、メダカ飼育の素朴な疑問や繁殖のコツなどについてご回答いただく連載です。メダカ好きの方は、ぜひ興味のある質問から覗いてみてください!
メダカQ&Aの更新情報はアクアライフ編集部のTwitterでもお知らせしておりますので、あわせてご覧ください。

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Q:メダカの混泳

ヒーターなしで飼育するメダカ水槽には、水温の変化に強く、メダカと相性の良い魚や生き物を選ぶことが重要です。

ただし、水槽の水が凍るような環境では生きることができない生き物が多いため、部屋の中で飼育してあげるか、園芸用の簡易なハウスを使うなどして、最低水温が5℃以下にならないように対策する必要があります。

それらを前提に、混泳可能な魚や生き物について解説します。

アカヒレ

中国原産の観賞魚でコイの仲間です。

小型で丈夫、温度耐性が広い(5~30℃)ことが特徴です。

性格も穏やかなのでメダカとの混泳が可能です。

アカヒレ。体の大きさはメダカと同じくらい。Photo N.Hashimoto

ヤマトヌマエビ、ミナミヌマエビ

水槽の掃除役として活躍します。

餌の残りや藻類を食べてくれるため、室内のガラス水槽では積極的に入れてあげる方が良いかもしれません。

しかし、メダカの卵や稚魚を食べることもあるため、サイズが大きい成魚のみ混泳できると覚えておきましょう。

ヤマトヌマエビ。コケ取り生物として有名。Photo MPJ
ミナミヌマエビ。ヤマトヌマエビより小さくて水槽内で殖やすことができる。Photo MPJ

ヒメタニシ

残餌を食べることから、水をきれいにする働きがあり、水槽の景観にも良い影響を与えます。

体も小さいのでメダカ観賞の邪魔になりません。

まとめ

上記の生き物はメダカとの混泳は可能ですが、特にアカヒレではそれぞれがストレスを感じないよう十分な遊泳スペースを確保してあげましょう。

また、メダカ同様に保温のいらない生き物を挙げましたが、各生き物に適正な水温があるため、夏場、冬場などはよく観察して、様子がおかしい生き物がいたら、その生物の適温を意識した飼育をしてください。

メダカが元気でも他の生き物が体調を崩せば水質の悪化にもつながりますので、よりていねいな飼育を心がけましょう。