みなさんこんにちは。
アクアライフWEB編集部です。
メダカにはいろいろな模様や色がありますよね。
今回は黒い模様について解説します。
メダカQ&Aとは メダカQ&Aは、専門店にて長くメダカ飼育に携わられている大場 貴保(おおば たかやす)さんに、メダカ飼育の素朴な疑問や繁殖のコツなどについてご回答いただく連載です。メダカ好きの方は、ぜひ興味のある質問から覗いてみてください! |
Q:メダカの体に入る模様について
斑(ぶち)やブラックリムがあります
改良メダカには赤や黄色い体色とは別に、黒の模様が入る品種があります。
例えば三色メダカの黒い部分です。
これは「体の一部に黒い模様が出る」形質で、斑(ぶち)や墨(すみ)と呼んだりします。
ここでは斑で統一して解説します。
斑は黒い模様が部分的に出る形質のため、白や黄が部分的に出ても黒い模様が出なければ、それは斑ではありません。
三色メダカの他では和墨(わずみ)が斑をもつ有名な品種です。
斑と似た形質で、ブラックリムという形質があります。
ブラックリムの特徴は鱗が際立つように黒い色素が分布することです。
「際立つように」とはどういう意味でしょうか。
ブラックメダカの鱗と比較してみましょう。
ブラックメダカの鱗は全体に黒い色素が分布するのに対して、ブラックリムの鱗は縁や中心部に黒い色素が集まり、他の部分は黒い色素がありません。
なのでメダカ全体を見てみると、ブラックメダカは鱗がはっきりと見えませんが、ブラックリムは黒い色素が網目状となり、鱗が強調されているように見えます。
ブラックリムの代表的な品種はクリアブラウンです。
ここまで説明したように部分的に黒い模様が出る特徴が斑、全体的に黒い網目状が出る特徴をブラックリムと呼びます。