みなさんこんにちは。

アクアライフWEB編集部です。

今回の金魚Q&Aは、金魚とブクブク(エアレーション)について。

基礎的な部分をあらためて解説しています。

金魚Q&Aとは

金魚Q&Aは金魚に関する様々な疑問に理科教諭、生物部顧問であり金魚の研究なども行なっている川澄 太一(かわすみ たいち)さんにお答えいただく連載です。一回一回独立したQに答えていくので、まとめて読んでいただいても、気になるQだけ見ていただいても、どちらでも大丈夫! 金魚Q&Aの更新情報はアクアライフ編集部のTwitterでもお知らせしておりますので合わせてご覧ください。

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Q:金魚にブクブクは絶対必要? ブクブクのいらない飼い方はある?

江戸時代を思えば…

江戸時代に広く金魚が庶民の間で飼育されるようになったころ、電気はなく、エアポンプなしで飼育していたのです。

そうしたことを考慮しても広めの容器で飼育したり、水換えを定期的に行なえばエアなしでも飼育はできます。

生物部で調査したところ、夏場の水温でも1.5Lの水量があれば、金魚すくいサイズの金魚に必要な酸素量は3日たっても保たれていました。

そのとき、餌の量は大きさ1.7 mm~2mmの粒状の餌を1日3粒与えていました。

要するに、エアレーションなしの飼育では、水量と金魚の大きさと数、そして餌の量のバランスをとることがポイントです。

このあたりは【金魚Q&A 006】に詳しいのでそちらもご覧ください。

エアレーション。金魚の飼育にはエアレーションなしで臨むこともできる。Photo N.Hashimoto

ろ過をすると水換えの回数を減らすことができる

ただ、エアレーションをし、投げこみ式のろ過装置を入れると水換えの回数を減らすことはできます。

これから公開を予定している別の回答でも書きましたが、投げ込み式のフィルターを入れた40cm水槽(水量12L)で大きさ5cmほどの金魚を3匹飼育、餌やりは3日に1度、10分で食べきる量を与える場合、水換えは3ヵ月に1度半分でも問題なく飼育ができました。

投げ込み式のフィルター。エアポンプと接続して使う。Photo N.Hashimoto

屋外飼育では動物に注意

関連した話として、電気を使用しない飼育は屋外で行なわれることが多いと思うのですが、意外と金魚はいろいろな動物に狙われやすい、おいしそうな生きものに見えていることを覚えておいてください。

動物が侵入しやすい1階などでは、フタをしていても、それを外されて食べられることがあります。

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