みなさんこんにちは。
熱帯魚Q&A編集部の板近 代です。
今回の、熱帯魚Q&Aは熱帯魚水槽のライトについてお話させていただきます。
ライトの用途、そして“必ず必要かどうか”についてもお答えしましたので、どうぞご覧ください!
熱帯魚Q&Aとは 熱帯魚Q&Aは“熱帯魚専門編集部”が、熱帯魚の飼育などに関する質問にお答えしていく連載です。熱帯魚Q&Aの更新情報はアクアライフ編集部のX(旧Twitter)でもお知らせしておりますので、あわせてご覧ください。 |
熱帯魚の水槽にライトをつける意味は?
熱帯魚の水槽にライトを用いる意味は、複数あります。
良く知られているのは、水草の育成。
水草は光合成を行なうため、育成に光が不可欠なのです。
次に明るさのメリハリ。
時間を決めて点灯・消灯することは、魚の生活のリズムを作ることにもつながります。
窓からの光や天井照明などは、水槽の外側(ガラス面)に反射してしまうことがあるため鑑賞しづらい場合もあります。
外の光は時間や天気にも左右されるので、いつも見やすいとは限りません。
また、直射日光は水温上昇やコケの原因となるため、部屋によってはカーテンを開けづらいこともあります。
水槽の上部から照らせるライトは、それらの問題を解決してくれる心強いアイテムでもあるのです。
他にもレイアウトの変更や掃除、撮影など、明るさがあれば行ないやすいことはたくさんあります。
明るくて見やすい環境は、病気の早期発見にも役立ちますね。
シンプルに魚の観察がしやすくなるのは、とても良いポイントだと思います。
水槽用に開発されたライトには、魚や水草の美しさや魅力を自然に際立たせる光を出すことができたり、水草育成特化などのアクアリウム向けの特徴を持つ製品が多くあります。
様々な製品を見て、自分のスタイルに合うライトを探してみましょう。
水槽内だけでなく“水槽のある空間”まで演出してくれる、インテリア性の高さにも注目したいところですね。
熱帯魚の水槽にライトは必須?
私の家には、ライトをあまり使わない水槽があります。
窓から入る光だけで明るさのメリハリがつく場所にある、水草の育成をしていない水槽です。
ただ、より明るい環境がほしい時もあるので、水槽の上にライトを一台セットしてあります。
そして、実際に時々使用しています。
過去にはライトのない水槽で飼育をしたこともありますが、様々な場面で不便や観察のしづらさを感じていました。
その後、日常的に点灯するしないに関わらず、全ての水槽にライトを設置するようになったのです。
そうした経験から私は「熱帯魚の水槽にライトは必須ではないけれど、あったほうが良い」と考えています。
熱帯魚の基本的な飼育器具としてライトが挙げられることが多いのは、やはり、代えがたいメリットが多いからなのだと思います。
Written by 板近 代