みなさんこんにちは。

熱帯魚Q&A編集部の板近 代です。

 

本日は水槽台についてお話させていただきます。

水槽台に関連した話題でよく名前の挙がるメタルラックやカラーボックスについてもお話していますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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熱帯魚Q&Aは“熱帯魚専門編集部”が、熱帯魚の飼育などに関する質問にお答えしていく連載です。熱帯魚Q&Aの更新情報はアクアライフ編集部のX(旧Twitter)でもお知らせしておりますので、あわせてご覧ください。

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水槽台の特徴は“専用品”であること

水槽台の特徴は、水槽を乗せるために開発された専用品であるということです。

「あたりまえのことでは?」と思われるかもしれませんが、実はこれはとても重要な要素なのです。

 

水槽は水が入った容器。

重量もあり、水換えなどでこぼれた水で濡れてしまうリスクもあります。

また、水槽はよほど小さなもの以外は、一度設置したら簡単に動かすことができません。

 

つまり、水槽台は水槽という“台に負担をかけやすいもの”を“長期間”置くことに耐えられなければならないのです。

水槽と横幅がピッタリで美しい水槽台。水槽台にもいろいろあり、適合する水槽が限定されている場合もあるので慎重に選びたい Photo by T.Ishiwata

以下に、水槽のサイズごとの水量の目安を掲載させていただきます。

水の重さ(1リットル=1キログラム)に水槽本体、器具、低床やレイアウト素材などの重さが加わることを考えると、水槽の台が専用に設計される理由を理解していただけるかと思います。

水槽ごとの水量例
出典:コトブキ工芸クリスタル水槽

水槽サイズ(幅×高×奥行cm) 水量
KC-トリプルS(W315×D185×H245) 12リットル
KC-トリプルM(W360×D220×H262) 18リットル
KC-トリプルL(W400×D256×H280) 23リットル
KC-450M(W450×D295×H300) 35リットル
KC-600S(W600×D295×H360) 57リットル
KC-900L(W900×D450×H450) 157リットル
KC-1200L(W1200×D450×H455) 205リットル

メタルラックにカラーボックス……水槽台の代用は可能?

結論から言えば水槽台を、他の目的でつくられた台で代用することは可能です。

ただ、どんな台でも良いかというとそうではありません

ショップで見かけた“自作”水槽台。様々な工夫により、頑丈な構造になっている。自作台についてはこちらの記事で解説しているのでぜひご覧ください!Photo MPJ 協力/姫えびす

まず、強度不足であれば台が崩壊する危険性があります。

また、台に公式に記されている耐荷重に収まる重さの水槽でも、使用していく過程で台に歪みが生まれれば、水平を保つことができなくなります。

「少しぐらい歪んでも大丈夫でしょ?」と思う人もいるかもしれませんが、水槽の下の板がたわむと重量を均等に支えることができなくなり、結果、水槽が破損してしまうこともあるのです。

最初は大丈夫なように見えても徐々に問題が現れてくることも珍しくありません。

水槽台のトラブルは大惨事になることもありますので「少しでも不安がある場合は使わない!」くらいに考えておくと良いですよ!

 

同じカテゴリーに属していても製品ごとに素材や強度などの違いがあります。

「カラーボックスは~」「メタルラックは~」といったような広い範囲だけでなく、台個別の特徴から安全かどうかを考えるようにしましょう。

 

最後にいくつか、代用することで考えられるトラブルの例を記載しておきますので、合わせて参考にしてください。

代用によるトラブルの例
カラーボックスの上に3リットル程度の小型水槽を設置。カラーボックスが水に弱い素材(MDF材)であったため、こぼした水で傷んでしまった。
90cm幅のメタルラックの中央に水槽と同じ幅の板を敷いて45cm水槽を設置。耐荷重的には問題なかったが重量が一部に集中した結果、棚板に歪みが生じてしまった。
脚が奥に二本ついているタイプのデスクに水槽を設置。手前に脚がない影響で重量が均等に分散されず、台が傾いてしまった。

 

Written by 板近 代

 

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