みなさんこんにちは。
熱帯魚Q&A編集部の板近 代です。
本日は、熱帯魚を持ち帰った袋のまま水合わせする方法を紹介させていただきます。
シンプルな方法ですが、丁寧に行なうとけっこうしっかりとした水合わせができますよ!
熱帯魚Q&Aとは 熱帯魚Q&Aは“熱帯魚専門編集部”が、熱帯魚の飼育などに関する質問にお答えしていく連載です。熱帯魚Q&Aの更新情報はアクアライフ編集部のX(旧Twitter)でもお知らせしておりますので、あわせてご覧ください。 |
熱帯魚を袋のまま水合わせする方法!
お店で熱帯魚を購入した場合、専用のビニール袋に入れてくれることが多いです。
専用の袋というのは、袋の内側の角を丸く加工し魚が挟まりにくくしたものですね。
そうした加工がされた袋は安全性が高いので、そのまま水合わせに使うことができます。
専用品はビニールに厚みがあって強度があるという点も良いですね。
では、具体的な方法を見ていきましょう。
魚を持ち帰ってくると、水槽の水温と袋の中の水温には差がある場合がほとんどです。
急激な温度変化は魚へのダメージとなるため、まずは袋を開封せずそのまま水槽に浮かべ水温を合わせましょう。
30分程浮かべた後、袋を開けて温度差がないか確認します。
温度差がまだある場合は、そろうまでもうしばらくお待ちください。
ただ、開封した袋は中の酸素が抜けてしまい水槽に浮いていられなくなってしまうので、クリップで水槽にとめるなどして沈まないよう注意してください。
温度が揃ったら今度は、袋を水槽に浮かべたまま大型のスポイトなどを利用して、少しずつ水槽の水と袋の中の水を入れ替えていきます。
入れ替えのペースや量は、魚の数や種類、水量などで変化しますので、はっきりと言いきることはできません。
以下に私のやり方をまとめさせていただきますので、一つの例として参考にしてください。
【重要】ある程度繰り返したら袋の中の水を一部捨てる |
このような感じで、最終的に袋の中の水がほぼ完全に水槽の水に入れ替わるまで作業を行なっています。
また、できるだけ魚に刺激を与えないよう静かに作業を行なうようにもしています。
この方法は、水槽に袋を浮かべているおかげで袋の中の水温が安定するというメリットがあります。
慣れれば意外と簡単なので、ぜひ試してみてください。
余談ですが、空になった袋は乾かしてとっておくと、魚を別の水槽に移すときや引っ越しなどに役立つので良いですよ!
Written by 板近 代