皆さんこんにちは!
アクアプランツWEB編集部です。
今回ご紹介するのは以下の2つのQAです。
水草にハサミを入れる、慣れない時は勇気が必要かも……
それではどうぞ!
QA.047 水換えはした方が良いですか? どれくらいした方が良いですか?
水草水槽の換水の目安は、週に1度、30~50%程度です。
基本的に週1回程度換水をしていれば問題ないでしょう。
時間が経過して環境が安定しているなら2週に1度の換水でも十分きれいに維持できるはずです。
ただそ。環境の安定していないセット初期においては話が少し異なります。
たとえば、栄養系と呼ばれる養分がたくさん含まれるソイルを使用している場合は、セット初期にマメに換水をすると立ち上がりが早くなります。
具体的には、2日に1度、50%の換水を2週間程度続けると、余分な養分による藻類の大量増殖や白濁などを予防できるので、栄養系ソイルを使用して水草水槽を作るなら「セット初期はマメに換水」と覚えておくと良いでしょう。
ただし、一度環境が安定したならマメな換水は逆効果になってしまう可能性もあるので注意しましょう。
水草の好む水質は「弱酸性の軟水」です。
換水を頻繁にすると水道水の水質(多くは弱アルカリの中硬水)に近づいてしまうので、水草が育ちづらくなることがあります。
換水はすればするほど良いというものでもないですので、ご注意くださいね。
QA.048 水草が伸び過ぎてしまいましたが、ハサミで切っていいのですか?
伸びすぎた水草はハサミを使ってカットしましょう。
水草を切って整える作業のことを「トリミング」といいます。
トリミングは「伸びた部分をカットする」「古い葉を取り除く」ようにカットするのが基本です。
ハイグロフィラやルドウィジアなどの有茎草は、伸びた部分をカット、エキノドルスやクリプトコリネなどのロゼット型の水草は、古い葉を取り除くようにカットすると良いでしょう。
有茎草は、カットした部分の下の節から新しい芽(脇芽)が出てくるので、カットしたてはみすぼらしい見た目ですが、芽が伸びてくると次第にボリューム感がでてきます。
カットした有茎草は、植えておくと根付くので数を増やすこともできますよ。
ロゼット型の水草の葉はカットしてしまうと、残念ながら枯れてしまうので処分しましょう。
水草をハサミでカットするのは最初は勇気がいる作業だと思いますが、きれいな水草水槽を作るには欠かせない作業です。
カット後の成長など、水草がどのように成長するのか? という感覚を養うためにも、水草が成長したら積極的にトリミングをしましょう。
エムピージェーの「水草(書籍)」の記事一覧です。エムピージェーは「月刊アクアライフ」をはじめとした熱帯魚や水草、海水魚、川魚、爬虫類や両生類など水辺を中心とした生き物に関わる情報誌を発行している出版社です。