皆さんこんにちは!

アクアプランツWEB編集部です。

今回ご紹介するのは以下の2つのQAです。

サンゴ苔と“アクアリストの絶望”ともいえる藍藻(らんそう)の対策です!

それではどうぞ!

QA.067 サンゴ苔(カワモズク)対策を教えて!

よーく見てみると灰色をした枝サンゴのような形をしていることから私はこう呼んでいます。
発生頻度、増殖スピードはそれほど多くありませんが、取り除きづらく食べてくれるお掃除屋さんも少ないため対処が難しい藻類です。
心なしか石を多用している硬度、pHの高めの水槽で増殖しやすい傾向があります。

【対策方法】
増殖スピードが早くないことから、まずは手で取り除くと良いでしょう。
よく見てみると節に分かれており、これが簡単にパキパキと折れてしまうので破片が散りやすいです。
破片をそのままにしておくと、そこからまた増殖してしまうので注意してください。
取り除く際は同時に換水をして破片を吸い出すようにするのがコツです。

シルバーフライングフォックスが多少食べてくれることを確認しましたので、状況により投入を検討してください。

【有効なお掃除屋さん】
シルバーフライングフォックス

シルバーフライングフォックス(写真はやや体色が黄色みがかった変異個体)。Photo by MPJ

QA.068 藍藻対策を教えて!

ベタッと何かに張り付くように広がる藻類です(細菌類とされることもあります)。
ブルーチーズのような独特の刺激臭がするのが特徴です。
増殖スピードが早く、小さな破片からも増え、食べてくれるお掃除屋さんも少ないことから最凶の藻類と言われていましたが、薬を使えば簡単に対処可能です。

【対策方法】
少量発生しているならホースなどで吸い出してしまうのが簡単な対処法です。
ある程度の量に達していると、それだけではイタチごっこになってしまうので薬を使って対処するのがおすすめです。

グリーンFゴールド顆粒という魚病薬が藍藻をすぐに倒してくれるので、お困りの方はぜひお試しください。

・使用例
グリーンFゴールド顆粒の規定量を水槽に投入⇒24時間後80%換水

これだけで2〜3日以内に藍藻が消えるように無くなるのが確認できるはずです。
もし、再度増殖するようなら、もう一度お試しください。

グリーンFゴールド顆粒は水草に害のあるお薬ですが、24時間程度であればそこまでのダメージを受けませんので水草水槽でもこの方法を行なうことができます。
※リシア、ウィローモスなどのコケの仲間、マツモなどの根を持たない水草、調子の悪い水草はそれなりにダメージを受けます。

底床とガラス面の間などで増殖している場合は、薬液をスポイトなどで注入すると良いです。

【有効なお掃除屋さん】
ブラックモーリー、石巻貝、カノコ貝の仲間
※予防になる程度です。

藍藻(濃い緑に見える部分)。Photo by MPJ
ソイルを覆った藍藻。Photo by MPJ
藍藻。赤っぽく見えることもある。Photo by MPJ
グリーンFゴールド顆粒。Photo by MPJ
1.藍藻がはびこった水槽。Photo by MPJ
2.グリーンFゴールド顆粒を使用。Photo by MPJ
3.グリーンFゴールド顆粒の使用後。跡形もなく藍藻がなくなった。Photo by MPJ
ブラックモーリー。Photo by T.Ishiwata
石巻貝。Photo by MPJ

水草QA