みなさんこんにちは。

アクアライフWEB編集部です。

金魚の水槽に敷く砂。

色々あって迷ってしまいますよね。

金魚Q&Aとは

金魚Q&Aは金魚に関する様々な疑問に理科教諭、生物部顧問であり金魚の研究なども行なっている川澄 太一(かわすみ たいち)さんにお答えいただく連載です。一回一回独立したQに答えていくので、まとめて読んでいただいても、気になるQだけ見ていただいても、どちらでも大丈夫! 金魚Q&Aの更新情報はアクアライフ編集部のTwitterでもお知らせしておりますので合わせてご覧ください。

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Q:金魚におすすめ砂利、砂は?

金魚の色を保ちたいなら黒っぽ砂がよい

金魚の体の色を濃く保ちたいのであれば黒い砂がおすすめで、なかでも大磯砂は手に入りやすくおすすめです。

また、色を濃く保つには水槽のバックスクリーンも黒にするとよいと思います。

前にも書きましたが、白い容器に入れたキャリコ柄の金魚の色が、ものの2日ほどでかなり薄くなってしまったこともありました。

ですので、黒い大磯砂を敷くとよいと思います。

大磯砂 Photo N.Hashimoto

鑑賞に向いた水を作ることができる

砂にまつわるエピソードをもう一つ挙げておきましょう。

以前、私は原宿デザインフェスタギャラリーで展示を行ないました。

そこでは、キャリコ水泡眼をどうしても上からお客さんに見てもらいたくて、白いホーロー容器で展示しました。

その際、底に大磯砂を敷いたところ、展示期間は4日あったのですが、体色は薄くなりませんでした。

また、展示期間中はエアストーンのみでエアを送り、ろ過装置は入れてなかったのですが、水は透明に保たれていました。

展示会が終わったあとに砂利を掃除してみると金魚のフンが出てきました。

このように大磯砂を敷いておくとフンなどが舞うことを防ぐことができ、透明な、より観賞に向いた水を作ることができると思います。

筆者のギャラリーでの展示の様子。白いホーロー容器に大磯砂を敷いた。Photo MPJ

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