みなさんこんにちは。
アクアライフWEB編集部です。
身近な生き物ですが、案外、病気にかかりやすい金魚。
今回は金魚の病気の大枠についてお答えします。
金魚Q&Aとは 金魚Q&Aは金魚に関する様々な疑問に理科教諭、生物部顧問であり金魚の研究なども行なっている川澄 太一(かわすみ たいち)さんにお答えいただく連載です。一回一回独立したQに答えていくので、まとめて読んでいただいても、気になるQだけ見ていただいても、どちらでも大丈夫! 金魚Q&Aの更新情報はアクアライフ編集部のTwitterでもお知らせしておりますので合わせてご覧ください。 |
Q:金魚がかかりやすい病気とかかりにくい病気を教えて!
白点病が多いです
40年以上金魚を飼育してきた経験からすると、一番多いのは白点病です。
体やヒレに細かい白い点がたくさんつく病気です。
そのつぎは、水換えを少しさぼったり、ろ過装置の掃除をしないでいると発症する皮膚炎です。
これは尾ビレのつけ根や体表が赤くなります。
その次に起こりやすいのは松カサ病ですね。
キンギョヘルペスも松カサ病と同じぐらいの頻度で起きると思います。
水質が悪いとき、特に水温が高い夏に尾ぐされ病になることはありますが、これも普段からメンテナンスをしているとあまりかからない病気だと思います。
寒い冬に屋外飼育していると、水カビ病が出ることもあります。
水カビ病は室内飼育では出たことがありません。
また、私の経験では、室内飼育では穴あき病はほとんど出たことがありません。
新しく魚を導入しない限り、ウオジラミ・イカリムシなどの寄生虫が発生することもありません。
屋外でアオコが発生した水でブラインシュリンプなどを与えている稚魚については、よくギロダクチルス・ダクチロギルスなどの寄生虫が多めに発生して被害を受けることが多々あります。
稚魚が頻繁に死亡してしまうようなときには、だいたいこれらが体についていることが多いです。