みなさんこんにちは。

アクアライフWEB編集部です。

春になると水に触りたくなりますよね。

魚を飼い始めたくもなります。

金魚を始めるのに、良い時期はあるのでしょうか。

金魚Q&Aとは

金魚Q&Aは金魚に関する様々な疑問に理科教諭、生物部顧問であり金魚の研究なども行なっている川澄 太一(かわすみ たいち)さんにお答えいただく連載です。一回一回独立したQに答えていくので、まとめて読んでいただいても、気になるQだけ見ていただいても、どちらでも大丈夫! 金魚Q&Aの更新情報はアクアライフ編集部のTwitterでもお知らせしておりますので合わせてご覧ください。

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Q:金魚の飼育開始に適した時期は? 冬の購入は危険? 出回る時期は決まっている?

いつ買ってもよいです

飼育開始に適した時期は、特にありません。

屋外で飼育するのであれば冬はあまり餌も食べず、じっとしていることが多いので、泳ぐ金魚を眺めたければ、冬以外の時期にすればよいと思います。

室内飼育であれば、ヒーターを入れなくても、冬でも元気に泳ぎ餌を食べますし、当歳魚などの若い金魚であれば成長します。

与える餌は、胚芽などが入った消化が良いものにします。

以前にも書きましたが、水温が低い冬に胚芽入りの餌を与えると、リュウキンなどの丸い体形の金魚たちは、いいおなかの出方をしてくれます。

大きくおなかの張ったリュウキン。Photo N.Hashimoto

冬でもOK

冬の購入は危険ではありません。

熱帯魚と違って、お店から家に持ち帰るときの水温変化にほとんど気を使わなくてよいのは、金魚ならではの利点です。

ですから、いつ購入しても問題はありません。

また、金魚が出回る時期は決まっていません。

いつでも市場には、小さくて若い金魚から3歳以上の大きな成魚にいたるまで、すべてのサイズが出回っています。

これは、金魚の一生を考えるとすごいことです。

年中赤い魚がいる不思議

金魚は春に卵を産みます。

そして赤い体色の品種だと、水温が上がる夏には褪色して赤くなります(関連記事)。

であれば、小さな赤い金魚は秋ごろに流通しやすくなると思いませんか?

しかし、実際は、秋以外にも春でも夏でも冬でもいつでも市場に流通していて、お店で見ることができます。

生産者の方々がいろいろ工夫をしてくださっていることがよくわかります。

春に生まれた金魚の色が変わっていく様子(左から右)。Photo T.Kawasumi

ヘルペスを考えると夏がいい?

ヘルペスは以前にもいろいろ書きましたが、その症状は初めて金魚を飼育する人にとってはなかなか判別が難しいと思います。

ヘルペスは、夏場の高水温では金魚にあまり悪さをしません。

そのこともあり、夏にヘルペスを発症する金魚は少ないのです。

この病気を避けるために、ヘルペスがおとなしくしている夏に購入するという考え方もあると思います。

ただし、

・お店でその金魚だけで飼育されていて

・健康であり

・家に持ち帰っても他の金魚と混泳しないのであれば

問題ないと思います。

塩素で消毒されている水道水にヘルペスウィルスがいることは考えにくく、であれば、購入した金魚の体内にヘルペスウィルスが入ることはないからです。

ですから夏場の購入にこだわる必要はないでしょう。

尾ビレに大きめの白く濁った固まりが見える。これも金魚ヘルペスウィルスに特有の症状と思われる。Photo T.Kawasumi

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