みなさんこんにちは。
アクアライフWEB編集部です。
田んぼや水路にいる野生のメダカは、何を食べて生きているのでしょうか。
それを知ることは、きっとメダカ飼育の大きなヒントになるはずです。
メダカQ&Aとは メダカQ&Aは、専門店にて長くメダカ飼育に携わられている大場 貴保(おおば たかやす)さんに、メダカ飼育の素朴な疑問や繁殖のコツなどについてご回答いただく連載です。メダカ好きの方は、ぜひ興味のある質問から覗いてみてください! |
Q:野生のメダカが食べているものを教えて!
プランクトンなどを食べています
野生のメダカは主にミジンコやゾウリムシなどのプランクトンを主食とし、蚊の幼虫のボウフラや水面に落ちてきた小さな虫なども食べて生活しています。
飼育下のメダカは私たちが与える人工飼料に加え、野生のメダカと同様にプランクトンやボウフラも食べます。屋外であってもメダカがいる水槽にボウフラがわかないことが多いのはそのためです。
ボウフラは蚊の幼虫で、水面に卵を産みます。またボウフラは体が小さく泳ぎが苦手なことから、流れの少ない水辺を好んで生息します。これらの条件にぴったりなのが、水を溜めて育てる水草や睡蓮などの鉢です。
屋外の鉢で水草や睡蓮を育てる際には、メダカを1~2匹程度一緒に飼育すると、ボウフラ対策をすることができます。
野生のメダカの生活は厳しい!
野生のメダカは、飼育下のメダカと異なり、人工飼料を与えられることがないため、生息環境によっては餌不足に陥ることも考えられます。
そして、そうしたことが成長や寿命に関わっている可能性があると言われています。
改良メダカの寿命が3年から5年ほどと言われているのに対して、野生のメダカの寿命が1年半から2年と言われているのは、人工飼料の有無による影響があるのかもしれません。