みなさんこんにちは。

アクアライフWEB編集部です。

魚を飼育する際には水槽の底によく砂や砂利を敷きますが、メダカ飼育にもそうした底砂は必要なのでしょうか?

底砂の役割やメリット・デメリットについて解説します。

メダカQ&Aとは

メダカQ&Aは、専門店にて長くメダカ飼育に携わられている大場 貴保(おおば たかやす)さんに、メダカ飼育の素朴な疑問や繁殖のコツなどについてご回答いただく連載です。メダカ好きの方は、ぜひ興味のある質問から覗いてみてください!
メダカQ&Aの更新情報はアクアライフ編集部のTwitterでもお知らせしておりますので、あわせてご覧ください。

メダカQ&A一覧はこちらから

Q:メダカ水槽に底床(砂利、砂など)は必要?オススメは?なしでも大丈夫?

底砂がなくてもメダカは飼えます

底砂は、メダカを室内のガラス水槽で観賞用に飼育している方にはオススメです。

見た目がきれいですし、底砂の中にろ過バクテリアが定着することによるろ過効果も期待できます。

デメリットは掃除をする時に手間が増えてしまうことです。底砂の間にはフンや食べ残しがつまりやすく、定期的に洗う必要があります。

一方、メダカは屋外でプラケースや睡蓮鉢などで飼育している方も多いかと思います。

屋外飼育の場合、底砂の魅力である美しさやろ過効果があまり発揮されないため、底砂を敷かないベアタンクという選択もよいと思います。

ベアタンクのメリットは、なんといっても掃除のしやすさ。底にたまっているフンや食べ残しを目視で確認でき、網やスポイトですぐに掬いあげることができます。

また水換えの時に底砂を洗う必要がなく、10個水槽があれば10回分の手間が省けます。

メダカを飼育している方は10や20くらいの水槽を持っている方も多いかと思いますので、この手間が省けるのは大きいです。

また、落ちている卵を発見しやすいという長所もあり、ベアタンクならではの飼育の楽しみ方があります。

筆者の店では水槽に底砂を入れる場合は、小粒の大磯砂を使っています。粒が大きいとメダカが石と石の隙間に入り込み、掬うのが大変になるので小粒がオススメです。Photo Takayasu Oba