みなさんこんにちは。
アクアライフWEB編集部です。
水槽から飛び出そうとする魚と、そうでない魚がいます。
金魚はどちらになるでしょうか。
金魚Q&Aとは 金魚Q&Aは金魚に関する様々な疑問に理科教諭、生物部顧問であり金魚の研究なども行なっている川澄 太一(かわすみ たいち)さんにお答えいただく連載です。一回一回独立したQに答えていくので、まとめて読んでいただいても、気になるQだけ見ていただいても、どちらでも大丈夫! 金魚Q&Aの更新情報はアクアライフ編集部のTwitterでもお知らせしておりますので合わせてご覧ください。 |
Q:飛び出す? 飛び出さない? 金魚飼育にフタは必要?
金魚の体型により判断します
和金やコメットのような、泳ぎが俊敏で細長い体型の金魚にはフタは必ず必要です。
なぜ和金などでフタが必要かというと、金魚たちが遊んで(?)泳いでいるときに、水面近くで軽く跳ねるときがあるからです。
以前、筆者が主催した展示会では、コメットをホーロー容器に入れてフタをせずに展示していたのですが、なんと容器の外に飛び出てしまいました!
容器は展示台の上に置いていたので、コメットは地面に叩きつけられるところでしたが、運よく筆者が置いていたバッグの中にストンと入り、ケガもせず無事でした。
容器の深さは20cmほどありましたし、落ち着いてくれると思っていましたが、容器に入れて1時間もしないうちに飛び出しました。
コメットは高い運動能力の持ち主なんですね。
一方、琉金のような泳ぎがゆったりとしていたり丸い体型の金魚であれば、運動能力は高くなく飛び出る心配はないと思います。
それらの金魚では、水面と容器のフチまでの距離が5cmほどあればフタはなくて大丈夫です。
ただし、照明をつけるときは配線が濡れないよう、水槽にフタをしたり照明を水面から離す必要があります。
以前、フタをせず水面から3cmほどの位置に照明を置いていたら、水槽からの蒸気で照明の配線に問題が生じ、停電したことがありました。