みなさんこんにちは。

アクアライフWEB編集部です。

ちょっと季節外れのネタですが……。

来たるシーズンオフに備えて、どうぞ!

メダカQ&Aとは

メダカQ&Aは、専門店にて長くメダカ飼育に携わられている大場 貴保(おおば たかやす)さんに、メダカ飼育の素朴な疑問や繁殖のコツなどについてご回答いただく連載です。メダカ好きの方は、ぜひ興味のある質問から覗いてみてください!
メダカQ&Aの更新情報はアクアライフ編集部のTwitterでもお知らせしておりますので、あわせてご覧ください。

メダカQ&A一覧はこちらから

Q:冬もメダカを繁殖させたい!どうすれば卵を産む?冬の屋内飼育のポイントは?

水温と日照時間をコントロールします

冬季にメダカを繁殖させる場合には、2つポイントがあります。

一つは水温、もう一つが照明です。

水温は水槽用のヒーターで20℃以上を確保する必要があります。

18℃、もしくは15℃でも産卵するメダカはいますが、安定して産卵してもらうには20℃~25℃は必要となります。

照明も同様で、屋外から取り入れられる太陽光のみで産卵することもありますが、安定して産卵をしてもらうには14時間の照明時間を確保すると良いでしょう。

関連記事1

関連記事2

ヒーターや照明をつけて、冬場でも産卵するようにコントロールしている例。Photo N.Hashimoto

冬の屋内飼育のポイント

冬季に屋内で加温飼育している場合、水面が油膜で覆われてしまうことがあります。

これは室内であるため風通しが悪くなり油膜が貼りやすい条件が多くなっているためです。

油膜の原因にはバクテリアの死骸や水質が安定していないことなどが挙げられますが、いずれにしろ飼育水が良くない状態であることは間違いありません。

油膜が貼らないよう、エアレーションやろ過器、または水換えの頻度を上げ、屋内であってもメダカたちにとって良い飼育環境となる対策をしてあげましょう。

冬場の飼育にもエアレーションは有効! Photo N.Hashimoto