みなさんこんにちは。

アクアライフWEB編集部です。

引き続きメダカの改良について解説します。

異品種交配において注意すべきポイントはあるのでしょうか。

メダカQ&Aとは

メダカQ&Aは、専門店にて長くメダカ飼育に携わられている大場 貴保(おおば たかやす)さんに、メダカ飼育の素朴な疑問や繁殖のコツなどについてご回答いただく連載です。メダカ好きの方は、ぜひ興味のある質問から覗いてみてください!
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Q:メダカの改良に挑戦!(2)

異品種による交配

異なる品種のメダカを交配させることで、新たな特徴を持つ個体を生み出すことができます。

基本的にメダカ同士であればどの品種同士でも交配することは可能ですが、交配を成功させるためにはいくつかの注意点がありますのでご紹介します。

ヒレの長い品種はメスにする

ヒレの長い品種は交配が苦手です。

特に、オスをヒレの長い個体にすると、交配がうまくいかない場合があります。

例えば、ミッドナイトフリル漆黒タイプとモルフォ桔梗(ヒレ長)を交配する場合は、モルフォ桔梗をメスにしてあげましょう。

ヒレ長のメス。Photo T.Oba

ダルマ体型はメスにする

ダルマなどの体が短い品種も泳ぎが苦手なため、メスを選ぶことをオススメします。

ダルマ体型だと卵詰まりが心配されるかと思いますが、それ以前にオスがダルマ体型だと、普通種のメスと交配することが困難です。

例えば、初恋(ダルマ体型)とレクリス(ヒレ長)を交配する場合は、初恋をメスにすると良いです。

ダルマのメス。Photo T.Oba

まとめ

違う品種を交配する時は、どちらの品種をメスにするかが重要です。

解説した内容は一般論ですが、うまく産卵しなかった場合、あえて逆にすることを試してみてください。

案外うまくいくこともあるので、いろいろと経験することが上達への一歩です。