みなさんこんにちは。
アクアライフWEB編集部です。
今回の金魚Q&Aは、【金魚Q&A No.001】に引き続き、グリーンウォーターとも呼ばれる「青水」について。
適した濃度や水草との関係などについてお答えします。
金魚Q&Aとは 金魚Q&Aは金魚に関する様々な疑問に理科教諭、生物部顧問であり金魚の研究なども行なっている川澄 太一(かわすみ たいち)さんにお答えいただく連載です。一回一回独立したQに答えていくので、まとめて読んでいただいても、気になるQだけ見ていただいても、どちらでも大丈夫! 金魚Q&Aの更新情報はアクアライフ編集部のTwitterでもお知らせしておりますので合わせてご覧ください。 |
Q:金魚用青水(グリーンウォーター)の作り方。適した濃さは?
水草が多いと青水にならない?
屋外で飼育していると青水は自然にできると思います。
日光がしっかり入り、金魚の排泄物などがあると自然に発生します。
ただ、マツモなどの水草を金魚が泳ぐのに邪魔になるほど多く入れているとなかなか青水にならないように思います。
水草が、植物プランクトンが増えるために必要な栄養分や光をさえぎってしまうからですかね。
青水での飼育
水草で適度に青水が薄まっている場合には良いのですが、青水が濃すぎるとちょっとした問題も起こります。
それは夜の酸素不足の問題です【金魚Q&A No.001参照】。
私自身は経験ありませんが、光合成が過剰になりすぎて水中のガス成分が多くなり、金魚のヒレなどに泡が入るガス病という現象も知られています。
ですので、私は2週間に1度飼育水を半分入れ換えています。
200Lくらいの水槽に10円玉サイズの稚魚がおよそ100匹いる状況では、そんな程度の水換えで問題なく青水の中で金魚を飼育できています。
このときの餌は、稚魚用の小さな粒状の1.3mm~1.5mmの餌を料理用の小さじ2杯10mLほど、1日1回朝に与えています。
液状の魚病薬を購入すると、よく測定用の容器がついてきますよね。私はあれを使用しています。
ちなみに、外で飼育していると水草などに紛れて侵入するのか、サカマキガイがよく発生します。
我が家では、サカマキガイが餌の残りを食べていて、水質の維持に一役買ってくれています。