みなさんこんにちは。

アクアライフWEB編集部です。

季節による餌やりの変化。

寒い冬はどうしたらよいのでしょうか。

金魚Q&Aとは

金魚Q&Aは金魚に関する様々な疑問に理科教諭、生物部顧問であり金魚の研究なども行なっている川澄 太一(かわすみ たいち)さんにお答えいただく連載です。一回一回独立したQに答えていくので、まとめて読んでいただいても、気になるQだけ見ていただいても、どちらでも大丈夫! 金魚Q&Aの更新情報はアクアライフ編集部のTwitterでもお知らせしておりますので合わせてご覧ください。

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Q:金魚は冬に餌を控えた方がいい? それとも与えた方がいい?

室内飼育なら与えて良いと思います

室内飼育では、餌切りは必要ありません。

私の金魚飼育部屋は、春に金魚に産卵してほしいために、通年窓を開けています。

冬の水温は13℃ほどになりますが、それくらいの水温でも金魚は餌を食べます。

また、この時期に胚芽入りの餌をあげると、リュウキンタイプの丸い形の金魚は、とても見事にいい感じでお腹が出てきます。

メスだけでなく、オスもいい感じにお腹が出るので、毎年冬は楽しみです。

屋内の無加温飼育での一コマ。水温が20℃を切っても勢いよく餌を食べている。Photo MPJ

屋外飼育では餌の量に気をつけます

12月から翌年の2月くらいのあいだに屋外の水槽に手を入れると、ものすごく冷たくてびっくりしてしまいます。

少し手を入れただけで真っ赤になります。

「よくこんな寒い環境で金魚は生きていられるなあ」とびっくりしてしまいます。

養殖業者の方から、冬であっても池の金魚にまったく餌をあげないと金魚がやせてしまう、という話を聞いたことがあります。

その一言がずっと心に残っていて、冬でも与えています。

ですから、冬の餌やりは週に1度、消化に良い胚芽入りの餌を与えています。

ただ、1日経っても餌が残っているような場合は、その量を減らしています。

冬の屋外の飼育風景。金魚の餌は控えめに与えている。Photo T.Kawasumi

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