みなさんこんにちは。
アクアライフWEB編集部です。
大人気の改良メダカ。最近はキラキラのラメが乗っていたり、赤や青などさまざまな色彩を持つメダカが当たり前に見られるようになりました。
でも、そもそもメダカってどんな魚だったっけ……?
素朴な疑問に迫ります。
メダカQ&Aとは メダカQ&Aは、専門店にて長くメダカ飼育に携わられている大場 貴保(おおば たかやす)さんに、メダカ飼育の素朴な疑問や繁殖のコツなどについてご回答いただく連載です。メダカ好きの方は、ぜひ興味のある質問から覗いてみてください! |
Q:改良メダカって何?野生のメダカとどう違うの?
そもそもメダカってどんな魚?
メダカは、ダツ目メダカ科に属する淡水魚です。
体長は4cmほどで、日本で最も小さな淡水魚と言われています。流れの緩やかな小川や田んぼ、用水路などに生息し、ボウフラやプランクトンを食べて生活しています。
丈夫な魚としても知られ、飼育が簡単なため、金魚同様、昔から観賞魚として日本人に親しまれてきました。
しかし、農薬の使用や生活排水などによる環境の悪化、護岸工事や水路の整備などが原因となり、野生のメダカは減少してきています。
また、メダカによく似た姿をしている特定外来生物のカダヤシが日本各地で勢力を増しており、メダカを絶滅の危機へと追いやっています。
現在、野生のメダカは環境省レッドリストの絶滅危惧種Ⅱ類に指定されており、身近な生き物が絶滅危惧種となったことで大きな話題となりました。野生のメダカの絶滅を惜しむ声は非常に多く、今日も全国各地で保護活動が行なわれています。
改良メダカとは何か
一方、人の手によって観賞用に品種改良されたメダカがいます。
自然界では見ることのできない体型や、色鮮やかな体色をしたメダカなど、その姿はまるで熱帯魚のような美しさです。
それらは野生のメダカと区別するために「改良メダカ」と総称されています。
改良メダカは金魚や熱帯魚と並ぶ優良な観賞魚として、現在大変な人気となっています。
注意:改良メダカは野生のメダカとは異なるため、決して自然に放流してはいけません!