みなさんこんにちは。

アクアライフWEB編集部です。

私たちの生活に縁の深い農薬ですが、屋外でメダカを飼う人にとっては気になるところでしょう。

どんなふうに向き合ったらよいのでしょうか。

メダカQ&Aとは

メダカQ&Aは、専門店にて長くメダカ飼育に携わられている大場 貴保(おおば たかやす)さんに、メダカ飼育の素朴な疑問や繁殖のコツなどについてご回答いただく連載です。メダカ好きの方は、ぜひ興味のある質問から覗いてみてください!
メダカQ&Aの更新情報はアクアライフ編集部のTwitterでもお知らせしておりますので、あわせてご覧ください。

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Q:農薬散布の際に

まずは予防しましょう

メダカは水質の変化に敏感な生き物で、農薬はとても危険です。

農薬はその効用によりいくつかに分類されますが、たとえば殺虫剤や除草剤が水中に入ると、最悪の場合メダカが死に至ることもあります。

農薬散布の際に飼育者ができる対策には、以下のものがあります。

周りの環境を確認する

農薬散布が行なわれるエリアに近い場合、水槽やメダカの飼育環境をしっかり見ることが大切です。

防水シートやビニールカバーを使って、メダカを飼う水槽や容器に農薬が侵入しないようにしましょう。

貯めておいた水に注意

農薬が散布された地域の水をそのまま使うと、メダカに被害が及ぶ可能性があります。

メダカの飼育では、水道水を使われる方が多いかと思いますが、カルキを抜くためや水温を合わせるために溜めておいた水には注意が必要です。

農薬の使用状況を確認する

自宅や近隣で農薬を使用する予定がある場合、事前にその情報を取得しましょう。

農薬散布の日程を把握し、それに合わせて対策を講じることが大切です。

……以上のうち、最も重要なのは、農薬が直接水槽や池に入らないよう、物理的に隔離することです。

農薬の使用が予想される季節や場所では、事前の準備がメダカの安全を守る鍵となります。

どうしても農薬散布の影響から免れない環境では、室内での飼育も検討する必要があるかと思います。