みなさんこんにちは。

熱帯魚Q&A編集部の赤沼敏春です。

流木を使っていると水に色がつきますよね。

これ、そのままにしておいてよいのでしょうか。

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熱帯魚Q&Aは“熱帯魚専門編集部”が、熱帯魚の飼育などに関する質問にお答えしていく連載です。熱帯魚Q&Aの更新情報はアクアライフ編集部のX(旧Twitter)でもお知らせしておりますので、あわせてご覧ください。

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流木のアクについて

アク抜きした方がベターです

アクアリウムインテリアに欠かせない流木ですが、導入するときにアク抜きが必要なのが手間ですね。

このアク抜き、必ず必要なものでしょうか? 

結論から言えば採集した流木や、アク抜き済みで販売されている流木以外は、アク抜きをしたほうが安全です。

そもそもアクとはなにかといえば、多くは流木に含まれるフミン物質のような分解が進まなくなった有機物です。

アク抜きしない流木を水槽に入れると水が茶色くなっていきますが、これがアクですね。

アク自体にとくに害はなく、フミン物質はアマゾンのブラックウォーターにも大量に含まれています。

弱酸性の軟水をつくりやすくなるため、あえてアク抜きしない流木を使う人もいます。

ただ、水に色がつくと観賞するうえで困ることがありますし、なにより流木にはアク以外にさまざまな汚れや雑菌などがついている恐れがあるため、とくに採集品は念入りにアク抜きする必要があります。

アク抜きはまず柔らかい部分やゴミを取り除き、丁寧にブラシで洗ったあと、小さなものは鍋で煮る、大きなものは余った水槽やプラ船などに水道水と市販のアク抜き剤を入れて、漬けておくとよいでしょう。

流木によるアクで水が黄〜茶色に色づいた水槽。Photo MPJ
アクアリウム用の活性炭商品(写真はブラックホール/キョーリン)。水槽に入れておけば、流木のアクを吸着する。Photo T.Ishiwata

Written by 赤沼敏春

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