みなさんこんにちは。

アクアライフWEB編集部です。

 

厳しい夏、みなさんはどうお過ごしでしたでしょうか。

9月に入っても暑い日は続きますよね……。

そんな本日は、熱帯魚の残暑対策についてのお話です。

 

真夏の高水温対策とは、ちょっと違う対策法を、しっかり覚えていきましょう!

残暑、気にすべきは高水温だけにあらず

熱帯魚は意外と高水温に弱い種類が多いということを、ご存じの方は多いと思います。

オトシンクルス
オトシンクルスの仲間などは、30℃を超えるような高水温は苦手なようだ。暑い日には気を配ってあげよう。また、昼夜の大きな温度変化は多くの場合魚のストレスになるので、これからの時期は注意が必要になってくる Photo by N.Hashimoto

水温がそう高くない場所に住んでいる種類はもちろんのこと、一般的な熱帯魚の中にも、30℃以上の水温が続くと調子を崩してしまう種類が多数存在します。例えばコリドラスやオトシンクルスの仲間などはあまり高水温は得意ではありません。シュリンプなどの甲殻類も、高水温は苦手です。

だからこそ、夏季は、水温を下げる「高水温対策」が必要となることがあります。

8月が終わり、9月となってもまだまだ気温は高いので、水槽用のファンをつけたり、部屋ごとエアコンで冷やしたり……といった、高水温対策を継続している方は多いのではないでしょうか。

それはもちろんよいことなのですが、これからの季節はただ高水温対策をするだけではいけません。

 

なぜなら、秋が近づくと、気温の変動が大きくなってくるから。

これからの季節は、日中暑くとも、天候や時間帯により、一時的に気温が低くなる場合があるのです。

つまり、水温も下がってしまう可能性があるということです。

高水温もよくないですが、水温が下がりすぎるとそれはそれで……熱帯魚のダメージとなってしまいますよね。

 

しかも、そうしたことが起きやすい時間帯は、深夜や早朝です。

なので、水温が落ちてしまっていることに気がつかない人が、結構多いのです。

 

対策はとてもシンプル。

高水温対策と並行して、観賞魚用のヒーターで加温すること。

サーモスタットで水温を「これ以上下がってほしくないライン」に設定しておきます(温度固定式のヒーターの場合は、製品ごとに設定された温度をご確認の上ご使用ください)。

温度固定式ヒーター
温度固定式ヒーターは26℃程度まで加温してくれるものが多いが、機種により設定温度は異なるので確認してから使用しよう

つまり、水温が下がりすぎないようにしつつ、高水温に気をつければよいということです。

 

残暑対策は、水温を下げるのではなく、キープするイメージでやってみましょう。

それでは、本日もアクアライフブログをお読みいただき、ありがとうございました。