みなさんこんにちは。
アクアライフWEB編集部です。
今回の金魚Q&Aは、雌雄の見分け方について。
「自分で殖やそう!」と思う人にとっては、まず覚えておきたいポイントとなります。
金魚Q&Aとは 金魚Q&Aは金魚に関する様々な疑問に理科教諭、生物部顧問であり金魚の研究なども行なっている川澄 太一(かわすみ たいち)さんにお答えいただく連載です。一回一回独立したQに答えていくので、まとめて読んでいただいても、気になるQだけ見ていただいても、どちらでも大丈夫! 金魚Q&Aの更新情報はアクアライフ編集部のTwitterでもお知らせしておりますので合わせてご覧ください。 |
Q:魚の雄雌の見分け方は? 性別が変わることってある?
追星(おいぼし)がわかりやすい
春先に出てくる追星で見分ける方法が良いです。
エラ蓋や胸ビレのふちに白い点々(追星)が出てくるとオスです(図)。
この点々がない個体はメスです。
肛門あたりの形状の違いにより見分ける方法もありますが、これは難しいです(私は時々間違えます)。
追星は春や初夏には出現するので、その時期に見分けるのはどうですか。
「金魚に名前をつけたいから早く性別を知りたい!」という人もいるかもしれませんが、追星がない時期に名前の候補をいくつか考えておいて、性別が判明する春に名づけるのはどうでしょうか。
性別の変化ともう一つの雌雄の見分け方
金魚は性別が変わる、という話を養殖業者の方から聞いたことがあります。
オスからメスに変わったそうです。
こんなこともありますし、名前を付けるときは性別それぞれごとに考えておいてはどうでしょう。
性別の見分け方について、もう一つ方法があります。
それは肌の質感です。
春、卵を産んだり、そのようなメスを追いかけているオスは肌の質感が異なります。
メスはぬめぬめしていて柔らかい感じ、オスはザラザラしています。
ただ、この時はオスに追星が出ていますから、そちらで見分けができますが……(笑)。