みなさんこんにちは。

熱帯魚Q&A編集部の山口正吾です。

熱帯魚の水槽にバックスクリーンはつきものですね。

その効果などを解説します。

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熱帯魚Q&Aは“熱帯魚専門編集部”が、熱帯魚の飼育などに関する質問にお答えしていく連載です。熱帯魚Q&Aの更新情報はアクアライフ編集部のX(旧Twitter)でもお知らせしておりますので、あわせてご覧ください。

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水槽のバックスクリーンの効果は?色による違いや貼り方は?

魚の体色にも影響します

水槽のバックスクリーンは、まず見た目の効果が大きいですね。

水槽の置き場所にもよりますが、水槽の背景が隠れることでスッキリと見えます。

それと魚の体色にも影響します。

魚は「背地適応」といって、周囲に合わせてある程度体色を変えることができます。

メダカやヒラメで有名ですよね。

ですから、黒いバックスクリーンを貼ると体色が濃くなり、白いバックスクリーンを貼ると体色が薄くなります。

全ての魚で試したわけではありませんが、基本的には周囲の色(明るさ)に合わせて体色を変えると思っていてよいでしょう。

ですから、魚の体色をより濃くしたい場合には、黒いバックスクリーンを使うのが効果的です。

バックスクリーン色々

以前は熱帯魚といえば黒のバックスクリーンが定番でしたが、最近は黒だけではなく、白いバックスクリーンや半透明のバックスクリーンを見かけることが増えました。

また、単色でななく、ジャングルの風景や、きらめく水底をプリントしたバックスクリーンもあります。

中には、ライトを仕込んである商品もあり、これなどは背面からの明かりで水槽が幻想的に見えます。

大昔は濃い青か黒の二択でしたが、ずいぶん様変わりしたと思います。

今時はアクアリウムにより高いインテリア性が求められているのかもしれませんね。

貼り方はいろいろありますが、普通はセロハンテープや両面テープなどの接着テープで、水槽の背面外側にとめることになります。

もとから接着剤のついているバックスクリーンもあり、それは接着面を水で濡らしてから水槽にぴったりと貼り付けます。

アクリル水槽の場合には注意が必要です。

条件にもよりますが、接着テープをアクリル水槽の接着面で使うと、接着テープの成分とアクリル水槽の接着剤が反応して、アクリル板にクラック(ヒビ)が入ってしまいます。

(取材協力/株式会社カンテツ)

白いバックスクリーンを使用した水槽。アフリカンリーフフィッシュを飼育。Photo N.Hashimoto
青いバックスクリーンを使用した水槽。バリリウスを飼育。Photo N.Hashimoto
黒いバックスクリーンを使用した水槽。ハイフェソブリコン・コペランディを飼育。Photo MPJ
光るバックスクリーン(ライトスクリーン/ADA)。Photo MPJ

Written by 山口 正吾

熱帯魚QA