みなさんこんにちは。

熱帯魚Q&A編集部の山口正吾です。

先のQAでは、熱帯魚の水槽が臭う原因を記しました。

今回はその対策などを記します。

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熱帯魚Q&Aは“熱帯魚専門編集部”が、熱帯魚の飼育などに関する質問にお答えしていく連載です。熱帯魚Q&Aの更新情報はアクアライフ編集部のX(旧Twitter)でもお知らせしておりますので、あわせてご覧ください。

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熱帯魚水槽の水が臭い時の原因、対策は?

臭いの原因を取り除き、水換えなどをします

水槽が臭う主な原因を改めて記すと以下のようになります。

・魚が死んでしまった時(腐敗臭)

・藍藻が発生した時(カビ臭)

・特に水槽の立ち上げ時など、水の汚れにろ過が追い付いていない時(生臭いような臭い)

まず、上記に共通した基本的な対策として以下があります。

・水槽の水を換える

・必要であればろ材も洗う

・部屋の換気をする

次にそれぞれの対策も記します。

【魚が死んでしまった時】

水槽から死骸を取り出しましょう。

【藍藻が発生した時】

藍藻を撲滅しましょう。

撲滅の方法は、グリーンFゴールドの使用が簡単です。

水量に対する規定量を投与して2〜3日すると、だいたい藍藻は消えます。

【水の汚れにろ過が追い付いていない時】

魚を別の水槽に移動して数を減らしたり、餌の量を減らしてみましょう。

加えて水換えを頻繁にして、ろ過の負担を減らします。

可能であれば、ろ過槽を追加したり大きなものに変更するとよいでしょう。

そのほか活性炭の使用も効果があります。

ですが、まずは上記にある臭いの対策をしてからの方が有効です。

原因を残したままでは、いくら活性炭を使っても、臭いが取れないこともあります。

使いやすいアクアリウム用の活性炭が売られているので、ショップの売り場をのぞいてみるとよいでしょう。

藍藻まみれの水槽。Photo MPJ
グリーンFゴールドを投与。水が黄色く見えているのは薬剤の影響。Photo MPJ
数日後。藍藻はきれいさっぱりなくなった。Photo MPJ
活性炭。通常はパック入りになっていて、ろ過槽など水の流れのあるところに設置する。Photo N.Hashimoto

Written by 山口 正吾

熱帯魚QA