みなさんこんにちは。

アクアライフWEB編集部です。

前回に引き続きボウフラのお話です。

なるべく蚊のいない環境を保ちたいものですね。

メダカQ&Aとは

メダカQ&Aは、専門店にて長くメダカ飼育に携わられている大場 貴保(おおば たかやす)さんに、メダカ飼育の素朴な疑問や繁殖のコツなどについてご回答いただく連載です。メダカ好きの方は、ぜひ興味のある質問から覗いてみてください!
メダカQ&Aの更新情報はアクアライフ編集部のTwitterでもお知らせしておりますので、あわせてご覧ください。

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Q:メダカはボウフラを食べる?

ボウフラが発生する理由

メダカはボウフラ(蚊の幼虫)を食べます。

特に自然環境では、ボウフラはメダカの重要な餌の一つです。

ボウフラにとってメダカは天敵となる存在と言えます。

ただし、以下のような理由で、メダカがいても蚊が発生することがあります。

●メダカがボウフラを食べきれない場合

水槽の大きさに対してメダカの数が少ないと、すべてのボウフラを食べきれないことがあります。

●水面が植物やゴミで覆われている場合

水草や落ち葉が多いと、ボウフラが隠れやすくなり、メダカが捕食しづらくなることがあります。

●メダカが弱っている場合

病気や栄養不足でメダカが弱っていると、ボウフラを積極的に食べなくなることがあります。

●飼育水槽以外でボウフラが発生している場合

メダカの飼育容器以外の近くの場所にボウフラが湧いていることがあります。

たとえば植木鉢の受け皿や雨水の溜まったバケツなどです。

水草が繁茂した環境では、メダカがボウフラを食べきれないこともある。Photo MPJ

ボウフラ対策

メダカが元気に活動している水槽では基本的にボウフラがわくことはありません。

なので、メダカを元気に飼育することがボウフラへの一番の対策となります。

そして、どちらかと言えば、飼育水槽以外で発生していることが多いので注意が必要です。

ボウフラは少しの水、例えば空き缶に溜まった雨水でも発生するので、飼育環境周りで水が溜る場所を作らないように対策しましょう。