みなさんこんにちは。

アクアライフWEB編集部です。

 

本日のお題は「休暇1ヶ月、予算100万円」です!

それらを使って何ができるのか……皆さんも是非、一緒に想像してみてください!

山口 正吾山口 正吾

雑談しながら「旅に出たいなぁ」と思いました。

板近 代板近 代

水槽の立ち上げって本当に楽しいですよね。

アクアの雑談

アクアの雑談は、その名の通りアクアリウムに関する「雑談」をお届けする連載です。お題は回ごとにいろいろ! 雑談いたしますのは、月刊アクアライフ前編集長の山口 正吾(やまぐち しょうご)と、アクアライフWEB編集部の板近 代(いたちか しろ)。雑談ならではのお話を、どうぞお楽しみください。

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1ヶ月の休暇と100万円があったら何をしますか?

山口:本日のお題は「休暇1ヶ月、予算100万円あったら何をする?」なんてどうでしょう。宝くじが当たったらみたいなノリの話ですが。

板近:面白そうですね。一応確認なのですが、このお題はあくまで「アクアリストとしてどうする?」ということですよね。

山口:ええ、ここはアクアリウムブログですから(笑)。

板近:はい(笑)。でもその限定がなくても、時間と予算があればアクアリウムに使いたくなる可能性は高いですよね。

山口:アクアリストですもんね。

板近:えっと、この100万円は1ヶ月で使い切る前提でしょうか?

山口:余った場合どうするかという話ですか?

板近:いえ、なんだかリアルに想像しすぎて。仮に水槽を立ち上げたとしたら、維持費もちょっと残しておいたほうがいいのかなぁ……とか。

山口:いや、維持費は抜きでいきましょう。

板近:了解です。アクアリウムについて想像すると、具体的になりすぎてしまうところがありますね。

山口:経験があるからこそでしょうね。そういえば、複数の目的に使うのはありにしますか?

板近:どうしましょうね。100万円もあればいろいろできちゃいますもんね。

山口:ややこしくならないように、目的は1個にしましょうか。ただ、そのひとつの目的のために、複数の場面でお金と時間を使うのはありということで。

板近:そうしましょうか。

山口:100万円というのがいいですよね。

板近:シンプルにいいですね。それだけあれば、選択肢が一気に広がります。

山口:それに1ヶ月あるから、予算が足りなくなりそうな部分が出ても、労力で補えるかもしれませんし。

板近:アクアリウムは時間が必要なことも多いですもんね。お金あっても、水合わせできないときは魚持ち帰れないし。

山口:お題のスケールと比べて、結構細かいところを気にしますね(笑)。

板近:ついつい気になっちゃって(笑)。すでに、1ヶ月と100万円をひとつの水槽につぎ込む想像が頭の中ではじまっているので、なおさらかもしれません。

アクアライフWEB編集部、板近の場合

山口:ぜひ、聞かせてくださいその水槽の話を。

板近:作りたい水槽はだいたいイメージできているのですが、そこであえて1週間くらい「どんな水槽にするか」ということを考えてみたい気もしますね。

山口:それは、ノープランから?

板近:ノープランと、すでに思い浮かんでいる案からの選択の両方で悩みたいですね。1週間まるごとそれだけを考えられる機会もなかなかないかなと思いまして。でも、意外とすぐに答え出そうだなぁ……実は、前々から底床と流木のみのかっこいい水槽を作りたいなと思っていまして。

山口:いいですね、今まさに私がハマっていることです。

板近:山口さんもでしたか!

山口:私はこの間、ベアタンクだったポリプの水槽に、砂を敷いて流木を入れたらやたらかっこよくなったので、水槽を大きくしようと思っているところです。

板近:おお。私も流木と底床のみの水槽を作ったことはあるのですが、時間と予算があるなら、それのスペシャルなやつを作りたいんですよ。

山口:いいですね。

板近:まずは……流木選びからですね。それと同時に空の水槽をセットしてじっくり組んでいく。

山口:100万円というのは結構大きなお金じゃないですか。高級流木を使うとか? それとも大きな水槽?

板近:値段を気にせず流木を買えるというのはめちゃくちゃいいですよね。はじめは、いい感じの流木を探すことだけに集中したいです。時間もあるわけですし。

山口:はあ、それはすごい思い切った案ですよね。

板近:水槽のサイズを90cmくらいにすれば、かなり余裕も出ると思うんですよ。予算的に。

山口:水槽セット一式で15万円くらい? 流木の予算はどれくらいでしょう。

板近:流木はどうでしょうね。「これだ!」ってやつだけでなく「これもいいかもなぁ」みたいなものも買っていきたいなと思っているんですね。実際に水槽に入れてみて吟味したいというか。そう考えると、予算の前後が結構ありそうですよね。

山口:それでも90cm水槽であれば、流木をがっつり買ってもだいぶ予算が余っちゃいませんか? あ……ケチをつけているわけではないのですが。

板近:いえいえ、私もここまで考えて、予算だいぶ余ってるなぁと思っていたところでして(笑)。100万円すごいですね。

山口:すごいですね。

板近:次にお金を使うのは……照明ですかね。今のイメージだと、スポット的な光を落としたらかっこいいかなって思うんです。

山口:スポットいいですね、その感覚わかります。

板近:暗い部分も大胆に作ったり、流木の影が濃く落ちるようにしたり。

山口:魚や水草はどうします? まだ100万円の半分以上は残っている感がありますが。

板近:そうですね、水槽サイズをもっと大きくするべきでしたかね。

山口:うーん、それはこの先の展開を聞かないことには。

板近:この水槽、水草はなしで、魚を入れて完成とする想像ではあるのですが、魚はちょっと1ヶ月より先の話になっちゃいそうですね。流木が沈まなかった場合とかもありますし。

山口:まあ、流木を沈める時間とか、魚の導入とかはいいじゃないですか。そこは厳密にカウントしなくても。

板近:また細かく考えすぎてしまいましたね(笑)。仮にここでまだ50万円残っているとすると……、それは全て魚に使いたいですね。

山口:どんな魚を泳がせますか?

板近:上はディスカスがいいですね。

山口:いいですねぇ。ワイルドですか?

板近:ええ、まさにそのとおりで! ワイルド感あふれるディスカスがいいですね。

グリーンディスカス
ワイルド、グリーンディスカスのとても美しい個体 Photo by N.Hashimoto

山口:となると流木は割と控えめの方がよさそうですね。控えめだけど、絵になるような感じで。ディスカスが泳ぐスペースが欲しいですし。

板近:そうですね、密集している感じではなく、ディスカスが流木の間を通り抜けるような場所を作ったり……。

山口:イメージだなぁ。よい感じです。

板近:そこにカラシンもいれたいんですよね。これはまだ、どの種にするかは思いついていないのですが。

山口:予算が余っているなら珍カラとか。

板近:カラシンもほんといろいろいますもんね。落ち着いた色合いの渋いカラシンをいれたいですね。

山口:たとえばエピカリスあたりなら、10匹も買えばけっこう予算がいきますよ(笑)。

エピカリス
エピカリス。知る人ぞ知る、美しいカラシンだ Photo by MPJ

板近:カラシン選んでいる時に「50万残しておいてよかった……」と思いそうですね(笑)。そんなに大量に泳がせたいわけではないんですが、ある程度まとまった数はほしいですし。

山口:そうですね。コリドラスはどうですか? ゼブリナあたり。ゼブリナだとすぐに予算オーバーしちゃうかな(笑)。

ゼブリナ
ゼブリナは月刊アクアライフ2020年10月号の表紙を飾った

板近:私的には底物は欠かせないですね。コリドラスは厳選した1種でいきたいなぁ……こうして迷うところに1ヶ月という時間が生きてくるんでしょうね。

山口:カラシンとコリドラスは、具体的な種類は決めていないんですね。

板近:ええ。余裕があれば、カラシンは複数種いてもいいかなぁなんて思いますし。

山口:案外、安価なカラシンでもよいとは思いますし。

板近:そうですね。高い、安い関係なく「これだ!」という魚を探すことに時間とお金を使いたいですね。お店巡りをした時の昼食代も予算案に組み込んでおきます。魚の予算を削らないために、質素に(笑)。

山口:ひとつ疑問なのですが、なんで90cm水槽なんですか? 私なら180cm水槽あたりになりそうです、予算をそこに集中して。

板近:そこには大した理由はなくて、最近90が一本欲しいなぁと考えていたから、それがそのまま出てきただけだと思います(笑)。

山口:そうなんですね。でも、お話をお聞きすると50万円も生体に使えるなら、その時間は最高に楽しいと思いますよ。

板近:ええ、すごく楽しそうですね。あっという間に1ヶ月終わりそうです。リアルにやろうとすると、まず水槽の置き場所づくりからはじめないといけないですし。

山口:まあ、そうなっちゃいますよね。

板近:ひとつ補足をさせてもらうと、水にちょっと色がつくといいですね。流木から出た色が。

山口:ですね。白い砂で、ネグロ風というか。

板近:はい! さっきから山口さんの想像が、ドンピシャで当たり続けています。

山口:ああ、イメージ共有できていましたね。

板近:嬉しいですね。

山口:砂は白い方がいいですよ。ディスカスの色もきれいになるし。

板近:白砂にちょっと茶色い水を通った光が落ちてくる……その中を泳ぐ魚たち…………最高ですね。

月刊アクアライフ前編集長、山口の場合

山口:私は以前から考えているプランがあるので話は早いです。

板近:どんなプランを?

山口:私、フライフィッシングが好きじゃないですか。

板近:ええ。

山口:今は日本の渓流でヤマメやイワナなどをターゲットにしているんですが、それ以外にもいろいろな釣り方ができるんですね。

板近:いろいろな釣り方ですか。私は釣りに詳しくないので、ちょっとイメージができず。

山口:フライフィッシングはどちらかとえいえばマニアックですし、イメージできない方が普通ですよ。それでヤマメやイワナですが、日本で釣れるのは30cmに満たない個体が多いんです。1尺(だいたい30cmくらい)が目標になる。必然、それくらいのサイズの魚を釣る道具が発達しているんですね。

板近:30cmの個体が釣れたら大物という感じですか?

山口:そうですよ。大物と言ってもその程度の大きさだから面白いですよね。でも、釣りは魚の大きさだけではなくて、アプローチまでの面白さもあるし、引き味も大切で。特にヤマメなんか20cmを超えると、とても楽しいですよ。

板近:なるほど……ここまでの話だと100万円と1ヶ月がどこで登場するか、まだ想像つかないですね。

山口:わからないですよね(笑)。これは少し専門的な話になるのですが、それくらいの大きさの魚を釣るには、3番ロッドあたりが適していて。

板近:3番ロッド……後で調べておきます。

山口:さて、ここからが本題なのですが。

板近:お、いよいよですね!

山口:その3番ロッドを持って、東南アジアに行きたいんですよね。それで小型スネークヘッドを釣りたい。渓流性のスネークヘッドもいますし。また、止水域でも有効なフライもあるんです。あ、フライというのは毛針のことで。

ドワーフスネークヘッド(ガチュア)
ドワーフスネークヘッド(ガチュア)。この種は渓流にも生息している Photo by T.Ishiwata

板近:小型スネークヘッドというと、どのくらいのサイズを想定されていますか。

山口:むろん30cm以下です。で、ターゲットとするスネークヘッドの食性を調べるじゃないですか。たとえば、流下する昆虫を食べているとなれば、それを模したフライを作って持参する。

板近:自作されるんですね。

山口:フライは多くの人が自作していますよ。そこからが遊びなんです。魚の食性を考えて、フライを作って、実際に使う。

板近:その計画だと、時間の余裕が生きてきそうですね。

山口:毛針を巻いているときはとても楽しくて、想像力が働くんです。私のアクアリストの経験として、スネークヘッドは水面の餌をよく食べるので、多分、ドライフライ(水面に浮く毛針)に出てくるはずなんです。想像しただけで、興奮しますよね、ドライフライに飛びつくスネークヘッド。

板近:捕食の瞬間を見れるわけですね。

山口:それが楽しくてフライフィッシングではドライフライを使った釣りが人気なんです。

板近:なるほど。

山口:スネークヘッドの釣り自体はポピュラーで、日本でも雷魚専用のロッドは売っています。海外でも専用のツアーがありますが、どれも大型種狙い。レッドスネークヘッドなどですね。

板近:30cm以下の種を狙うことはあまりないということですか。

山口:やはり釣りは大物に行くのがストレートというか、あるべき道と言いますか。大型種は人気ですよ。

板近:言われてみると、大きな魚について調べていると釣りのサイトさんとかが出てくることが多い気もしますね。

山口:ええ。ただ、私は小さな渓流魚を釣るのが好きであるし。アクアリウムも好きで、スネークヘッドとは何かの縁も感じていて。

板近:縁ですか。

山口:縁というのは、記事の担当もよくしたし。私だけではなく、月刊アクアライフのスタッフはスネークヘッドについてよい記事を作ってきたという自負もあって。

板近:今年はスネークヘッド特集号(2020年6月号)もありましたよね。

山口:はい。それで、スネークヘッドを釣りに行って、まずは釣る。その後つてを辿って、釣った個体を日本に持ち帰る。そして自宅で飼うと。それで一連の計画は一先ずのフィニッシュ。あ、つてというのはシッパー(熱帯魚の輸出業者)などですね。

板近:スネークヘッドを釣りに行くと聞いたときから、きっと飼育されるのだろうなと思っていました。

山口:釣って飼う。これは私のこれまでの遊びが、けっこう詰まっている企画だと思っているんです。予算は100万円もあれば十分かな。多分、余ったお金で豪遊できます。実はこの企画、方々で関係者に話していて。実現したいと思っているのですが、なかなか着手ができず。

板近:おお、ということは……雑誌の企画案でもあるということでしょうか。明らかにしちゃってよかったですか?

山口:まあ、こうしてお話ししたところで、マニアックであるし、大きく売り上げに貢献する企画でもないでしょうから(笑)。むしろ、同じような考えの方がいれば、ぜひ実現して欲しいと思っているくらいです。

板近:豪遊というより、なんだかんだ遠征中ずっとフィールドにいる山口さんを想像しています(笑)。

山口:豪遊は言いすぎたかな(笑)。ともあれ私はそこまでのフィールド派でもないですし、釣れたらすぐに観光に切り替えると思います(笑)。東南アジアは食も楽しみだし。

板近:(笑)。

山口:しかし、コロナの影響で海外どころか、国内でも移動がはばかられますから近々というのは無理ですね。

板近:早く落ち着いてほしいですね。

山口:フィールドレポートは、月刊アクアライフとどこかの釣り雑誌に寄稿したいと思っていて。同じ企画でアクアリスト向け、釣り人向けに書き分けて。釣りの方は素人なので読者投稿として。なんであれ採用してくれたら嬉しいな。

板近:ぜひ、アクアライフブログにもレポートを。

山口:もちろん、もちろん。ただ、本当に夢ですね。時間が空けば仕事を詰めてしまうスタイルでここまできたので……老後の楽しみでもいいかな(笑)。

板近:こうして考えていくと、アクアリウムっていろいろ夢膨らむ趣味ですね。

山口:そうですね。こうして夢を語るのも実に楽しいものです。

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