みなさんこんにちは。
アクアライフWEB編集部です。
今回のお題は、茶色い熱帯魚12選!
でも…………茶色い熱帯魚って、すごく、すごく多いんです!
そんな中から編集部が真剣にセレクトした「推し茶」たち。
12選という限られた枠の中で、熱帯魚の茶色の素晴らしさをできるだけ堪能していただけるよう、真剣に選出しましたのでどうぞご覧ください!
「上品」がキーワードかも。
どうしてもやりたかった色です!
アクアの雑談は、その名の通りアクアリウムに関する「雑談」をお届けする連載です。お題は回ごとにいろいろ! 雑談いたしますのは、株式会社エムピージェー出版部長で月刊アクアライフ前編集長の山口 正吾(やまぐち しょうご)と、アクアライフWEB編集部に社外からの協力スタッフとして参加している板近 代(いたちか しろ)。雑談ならではのお話を、どうぞお楽しみください。 |
※以下目次を開くと今回登場の魚種名が一覧で並びます。
お待ちかね(?)の茶色い熱帯魚選出回!
板近:前々回のアクアの雑談「赤い熱帯魚」も、たくさん閲覧していただきましたね。
山口:おかげさまで、好評です。
板近:読んでくださったみなさま、ありがとうございます。
山口:ありがとうございます。
板近:それで……ですね、山口さん。
山口:なんでしょう。
板近:本日は赤い熱帯魚の末で予告した茶色い熱帯魚……行きたいんですがよいでしょうか。
山口:……茶色は渋いですよね、わりと。
板近:ええ。茶色い熱帯魚って、けっこう多いじゃないですか。
山口:たしかに数は多いですね。ただ、赤や青と比べると強く印象に残りにくいから、お題としても冒険の要素があると思います。
板近:そうかもしれません。
山口:とはいえアントニオ猪木さんにならって「いつ何時、誰とでも」の精神でお受けすることにいたします。
板近:ありがとうございます! 多分、勝手な想像ですが「茶色待ってた!」って思ってくれる人もいるのではないかなと……。
山口:いるのかな、真面目な話(笑)。
板近:正直に言うと……私が待ってましたっ!
茶色い熱帯魚12選
山口:では、青い熱帯魚、赤い熱帯魚の回になぞらえて、今回も12選でどうでしょう。
板近:そうですね! やはり今回も、枠が足りない……と悩むことになるんでしょうね(笑)。
山口:熱帯魚にはかなりの種類がいますからね。
板近:ですねぇ。
山口:ではでは、ご提案いただいた板近さんから選出お願いいたします。
チョコレートグーラミィ
板近:チョコレートグーラミィどうでしょうか。
山口:ああ、それしかないよなぁ。
板近:このお題のトップバッター感ありますよね。
山口:ありますね。というか、それを初めに出されるとつらいものがある(笑)。
板近:(笑)。今回も私の選出からスタートであったので「ここはチョコグラだ!」と。
山口:では、推しのポイントなどを。
板近:以前、可愛い熱帯魚の回や熱帯魚の色の回で山口さんと、この茶色を「チョコレート」と呼ぶことの素晴らしさについて話していたじゃないですか。
山口:ええ、上品ですよね。
板近:まさに高級チョコのような品のある魚ですよね。
山口:茶色と一口に言うけれど、なかなか魅力的な色です。
板近:チョコレートという名前が似合い過ぎなんですよね。名づけた人、本当にすごい。
山口:体も小さいしどことなく奥手というか、おとなしいというか。
板近:ええ、あのサイズ感や性格も重要です。
山口:本当に、あの色がよく似合う魚だと思います。
板近:あの体に入るラインが、また茶色の深さを引き立てるんですよね。
チョコレートシクリッド
山口:では、私の一発目はチョコレートつながりで、チョコレートシクリッドはどうでしょう。
板近:いい流れですね!
山口:しかし、いきなり前言撤回のようで申し訳ないのですが、この魚、チョコレート色という感じはあまりしないんですよね、個人的に。
板近:(笑)
山口:色合いが複雑なので茶色は入っているけれど、チョコレート色というのはちょっと違う気がする。
板近:それでも、本日選出するだけの理由があったんですね。
山口:実は11月発売の月刊アクアライフ(2022年12月号 11月11日発売)で、チョコレートシクリッドを取り上げているのでそちらもお読みになってほしいという気持ちもあり(笑)。
板近:(笑)
山口:いい魚ですよ。いわゆるシクラソマ類の中では温和だし。チョコレートシクリッドは2種類いるのですが、本日はその片方を挙げさせていただきますね。
板近:どちらでしょう。
山口:コリファエノイデス。こちらのほうが、本日のお題に合っていると思います。補足ですが、もう1種類の方はテンポラリスといいます。そのあたりも、先程お伝えした号に掲載していますのでよかったら。
板近:山口さんの好きなポイントなどあれば、教えていただけますか。
山口:シクラソマ類はわりと好きで。大きめの身体で徐々に仕上がっていくという、その飼育の過程が好きであるし。
板近:ええ。
山口:先ほども言ったように、私はこの魚をチョコレート色とは思えないのですが、ともあれ複雑な体色はとても魅力的です。
板近:そういう色ってなんとも言えない味わい深さがありますよね。曖昧で絶妙というか……たしかに言葉にしづらい色です。
山口:ですね。では、板近さんどうぞ。
ストライプウッドキャット
板近:ストライプウッドキャットどうでしょうか。
山口:ほう、渋い。渋いというか、渋すぎるというか。ウッドキャットかぁ。推しのポイントを教えてください。
板近:推しというか、今まさに飼っていて。もう、超推しですね。
山口:飼っているんですね(笑)。
板近:はい(笑)。塩ビパイプやら、流木やらを入れていてる水槽での飼育なんですが、隠れがちな魚が多いうちの水槽でも、特に隠れるのが好きな感じのする魚で。
山口:そのどこに、魅力を感じますか?
板近:この魚はうちだと流木に寄り添うように隠れていることが多いんですね。具体的に言うと、長さのある流木と流木の隙間だとか、細い流木を突っ込んで中を狭めてある塩ビパイプの中だとか、そういうところに。
山口:はい。
板近:その隠れている姿が……流木の茶と魚の茶が一体化している感じがすごくて。「ああ、だから君は茶色いんだね」みたいなところが、すごく好きで。
山口:タティアやウッドキャットはそんなイメージありますね。萌える、というか、板近さんの魚との距離がよくわかるお話で。
板近:ありがとうございます。あんまり出てくる魚ではないんですが、ごはんの時や、夜中には活動している姿を見せてくれることもあって。基本、暗い中での観察になるんですが、その暗さにもあの色がいい感じで。
山口:なんか想像できます、その観察風景が(笑)。ナマズが好きな人のイメージ。暗い中というと、写真撮影の難易度は高そうですね。
板近:そうなんです! たまに、撮れそうな明るさの時に出てきてくれる時もあるのですが、見惚れちゃっている間に隠れ家に帰っちゃって……ということを何回か経験しています(笑)。
山口:(笑)
板近:あるのは、水合わせが終わって水槽に放す直前にサッと撮った写真くらいだと思います。お迎えした日の写真ですね。
山口:おお、せっかくなのでそれを掲載しませんか。
板近:個人的な記録写真ですがいいですか。
山口:そうした写真は意外と見る機会が少ないですから、いいと思いますよ。
板近:承知いたしました。そうそう、うちにはストライプウッドキャットが二匹いるんですが、ストライプの入り方がそれぞれ違うんですよね。そんな個体差も魅力的な魚なので、読者のみなさんもぜひ調べて、いろいろな個体を見てみてください。ではでは、山口さんの次の選出お願いいたします!
モトロ
山口:モトロどうでしょう。
板近:ああ、モトロ!
山口:マットで茶色い体色に、明るい色でスポットが抜ける。
板近:あの模様、素晴らしいですよね。
山口:ええ。淡水エイはギャラクシーというのかな、ポルカ系にばかり目が行きがちだけど、私が入社した頃はそれらの魚はかなり少なくて。淡水エイの代表種と言えば、モトロであった気がします。
板近:そうだったんですね。
山口:産地により違いがあるようだけれど、なんにせよ広い体盤を持っているから色や模様がとても印象に残る。
板近:あの広さ、形だからこその印象がありますね。
山口:ええ。淡水にエイがいてそれを飼えるというのも尊いし、それが美しい模様を持っているんだから、アクアリウムって素晴らしい趣味だなと思ったりします。
マウンテンスパイニーイール
板近:では、お次はマウンテンスパイニーイールでどうでしょう!
山口:ほう。スパイニィ好きの板近さんらしいというか。
みなさんこんにちは。 アクアライフWEB編集部です。 シリーズ「読む熱帯魚図鑑」。 本日紹介させていただく魚は、インドグリーンスパイニーイール(スパイニィイール)です! この魚、独特の見た目を持つ、なかなか …
板近:ガチで素晴らしいです。あの模様はほんと、めちゃくちゃかっこいい。
山口:どうぞ語ってください。
板近:細長い魚ですが、身体の太さもあるじゃないですか。
山口:スパイニィは太いのもわりといますよね。
板近:ええ。マウンテンスパイニーイールは小型種ですがけっこうマッスルになるというか、迫力あるんですよね。わりとアクティブな魚で、その身体ならではの動きを見せてくれて。そこにあの模様が、バッチリ来るんです。
山口:もしかして、これも飼っている?
板近:はい、飼ってます!
山口:これも板近さんの個体を見てみたいなぁ。ぜひご披露ください、愛魚の勇姿を。
板近:ありがとうございます。こちらは、ストライプウッドキャットと違ってよく出てきてくれるので写真撮りやすいです(笑)。
山口:(笑)
板近:スマホでパッと撮ったりもしやすいですよ。
山口:ぜひ、スマホでの写真もお願いいたします。しかし、変わった魚ばかり飼っていますね。
板近:好みで選んだ結果、そうなっているようです(笑)。隠れるのが好きな魚が多いので、タイミングによっては水槽の中がとても静かですね。ではでは、山口さんどうぞ!
みなさんこんにちは。 アクアライフWEB編集部です。 本日のお題は、熱帯魚の撮影について。 レンズの話や、スマホの話……さらにちょっとした熱帯魚撮影のコツのお話まで。 さらにさらに、当ブログの新企画「フォトコン」のお知ら …
ポリプテルス・ビュティコファリィ
山口:ポリプテルス・ビュティコファリィどうでしょう。ローウェイという名前でも流通する魚ですよね。
板近:いいですね! 茶色の多いポリプの中からビュティコファリィを選出された理由、ぜひお聞かせください!
山口:個体により色合いは違いますが、体色は黄色がかっていて、そこに茶褐色の体色とバンド模様がのる。全体に上品な色合いだし、顔つきも優しくて好きな魚なんです。ポリプテルス界のチョコレートグーラミィとでもいいますか。
板近:たしかに、優しい顔をしていますね。
山口:デルへジィも好きですが、あれはグレーがベースですよね。
板近:ええ。
山口:そんなこともあり、茶色というとビュティコファリィが思い浮かぶんですね。
板近:お話をお聞きしていて、とても好きなのだろうなぁということが伝わってきます。
山口:そうですか。では、板近さんどうぞ!
セルフィンプレコ
板近:お次は、セルフィンプレコはどうでしょう。
山口:おお、いい線かも。
板近:ありがとうございます。有名な種ですよね。
山口:有名ですね。大きくなるので、コケ取りとしての需要は減ったかもしれないけれど、有名だしかっこいいスタイルの魚です。
板近:私も以前、すっごく大きな個体をお店で見たんですね。その時の印象がずっと残っていて。超かっこいいんですよねぇ。
山口:ところで、茶色のプレコはいろいろいますが、なぜにセルフィンを?
板近:今回は、プレコから選出しようしたわけではなく「茶色い魚ってなにがいたかなぁ」って思い浮かべた時に、先程話した大きな個体のことが思い出されたんです。
山口:ああ、なるほど。たしかにショップで見ることはありますよね、大きなセルフィン。
板近:ええ。色の感じ方というか、魚の色から受ける印象には、体型や大きさも影響すると思うんですね。
山口:ですね。
板近:私が見たセルフィンは身体もヒレも立派で、生きてきた時間を感じさせる風格もあって。そこにあの茶色が……かなりの素敵さでした。
山口:背ビレばかりがアピールポイントではないですよね。茶色にネットワーク模様がのり、体色もなかなかのもの。
板近:いい茶色ですよねぇ。ではでは、山口さんお願いします!
パールグーラミィ
山口:これはどうだろうな、パールグーラミィ。ちょっと違うかな?
板近:聞かせてください!
山口:わかりました。体表に乗るスポットが特徴的だけれど、そのベースにある褐色〜赤褐色もとても綺麗ですよね。
板近:綺麗ですねぇ。
山口:そのベースの色は広い意味で茶色と言っていいんではないかなと。茶色はそもそも幅広いし。
板近:たしかに、幅広い色ですね。
山口:それで、モトロのところでも近い話をしましたが、私は茶色と明るい色、もっというと茶色と白の組み合わせが好きなんですね。
板近:なるほどです。
山口:昔読んだ山口 瞳さんのエッセイにも、「茶色と白の組み合わせはおしゃれ」と書いてあった気がするけれど、私もそう思うんです。上品で。
板近:たしかに。
山口:まあ、茶色は基本地味だから、その色だけをもってして熱帯魚として注目されるのは難しく。プラスアルファの要素がありますよね、人気魚には。
板近:たしかに、そういうところはあるかもしれません。
山口:体型や性格や色の組み合わせが好ましい、そういう魚が熱帯魚の中でも人気が出るのかなと、ふと思った次第です。
板近:そうした考えもあっての選出であったのですね。
山口:ですね。どうでしょう、パールグーラミィ。
板近:このお題でパールグーラミィの色に触れたことは、とても意味があることだと思います。
山口:ありがとうございます。では、板近さんどうぞ。
リーフフィッシュ
板近:リーフフィッシュどうでしょう。
山口:まあ、茶色いですよね。ナンダス類には似たような体色の魚が多いですよね、枯れ葉の色。
板近:ええ。
山口:それで、リーフフィッシュの茶色に惹かれる理由はなんでしょう。
板近:まさにこの、枯れ葉感ですね。
山口:ほう。
板近:色だけでなく、あの水中での佇まい込みで。
山口:じっとしているあの感じ。
板近:そうですそうです! あの姿勢。
山口:たしかに、いいですねぇ。
板近:下むいてじっとして、あの感じと色がマッチしてまさにリーフ。
山口:有名な擬態で、面白い魚ですよね。
板近:そういう生態の面白さなんかも、色から感じ取っていくと幸せですよね。
山口:幸せ……というのも(笑)。知識欲が満たされる感じはありますね。
板近:今日の私は落ち着きがありませんね(笑)。ではでは、山口さんどうぞ。
コリドラス・コンコロール
山口:ではコリドラス・コンコロールでどうでしょう。
板近:ああ、あの茶色。素晴らしいですよね。
山口:赤褐色とグレーのグラデーションが、とても上品で。
板近:上品というのは、今日の山口さんの中で一つのキーワードなのですね。
山口:たしかに、そうなっているかもしれませんね。
板近:コンコロールを挙げた理由はなんでしょう。
山口:コリドラスは基本、茶色やグレーがベースだけれどその中でもコンコロールは、個人的に好きだというのがあります(笑)。
板近:重要なポイントです(笑)。
山口:体型も丸っこくて、あの色が似合いますよね。全体的に可愛らしいイメージが強い。コリドラスはそもそもが可愛いけれど、特にコンコロールは可愛いです。
板近:コンコロールは名前も可愛いですよね。
山口:ええ。ではでは、板近さんどうぞ。
バタフライフィッシュ
板近:バタフライフィッシュはどうでしょう。
山口:茶色というよりも、バタフライという印象が強く。たしかに、茶色というか……黒褐色になるのかな? ともあれ、板近さんがこの魚を選んだ理由を聞きたいですね。
板近:はい! まずはこの落ち着いた色。茶色の中でも派手さがない方の色で。
山口:ええ。
板近:バタフライフィッシュって、この色合で、水面ギリギリのところにいるじゃないですか。これ、現地だとけっこう周囲に溶け込んでるんじゃないのかななんて想像するんですね。
山口:でしょうね。昔、調べた記憶だと、この魚は抽水植物の生えているところに住んでるみたいですね。植物の複雑なシルエット、それが作る複雑な影。水面に泳いでいても鳥に発見されづらい体色なのかもしれません。
板近:私が以前見た動画でも、複雑な景色の中にいました。ただこの魚、シルエットにするとすっごい派手な形してるじゃないですか。
山口:派手ですね。
板近:でも、この形はきっと、山口さんがおっしゃったとおり、自然の中だと見つけづらいであろう形。
山口:見つけにくいでしょうね。シルエットが複雑で、植物やその影に紛れやすいのかもしれない。
板近:自然には溶け込む、人間的な視線でシルエットを見ると派手。面白いですね。
山口:ええ。
板近:また、この魚のいいところは横から見ても、上から見ても面白いし、水面付近にいるから、水槽を下から見上げて水面に映る姿と合わせて見るのもいいですよね。
山口:あれでアロワナに近いんですから不思議なもんです。
板近:本当に不思議な魚です。では、山口さんどうぞ。次で12選目、ラストですね!
レオパードクテノポマ
山口:では、レオパードクテノポマいかがでしょうか。
板近:私も悩んだ魚です。
山口:ペルヴィカのタエニアートゥスと迷ったけれど、茶色というお題であればこちらの方が相応しいかなと。
板近:たしかに、レオパードクテノポマは茶色いですよねぇ。本日最後の選出にふさわしい魚だと思います。
山口:「レオパード=ヒョウ」だけれど……模様はたしかにヒョウではあるのだけれど、色はヒョウとは少し違うかな。より茶色。黄褐色のベースに濃い茶色のスポットがのる。
板近:ブラウンヒョウ。
山口:あれもおそらくリーフフィッシュ的な、待ち伏せをメインにした捕食者であり、あの模様は隠蔽色になるんだと思う。
板近:あの色が待ち伏せに効いてくるわけですね。
山口:擬態まではいかないけれど、複雑な模様で周囲に溶け込むというか、非捕食者にとっては魚だと気付きにくい。
板近:気付きにくそうです。
山口:この魚を含む、アナバンテッドの類は、はっきりした色合いのものがあまり多くなく、一言で表現しにくい複雑な体色を持つものが多い。つまりは、今回のお題に合う魚も多い。
板近:ええ。
山口:その中でも、レオパードクテノポマは茶色っぽいと思いますよ。かっこいい魚だし、名前もかっこいい。養殖されているから、目にする機会もわりとあると思います。
板近:鱗の具合や、ヒレの形なんかもかっこいいですよね。
山口:自分で挙げておいてなんですが、なんだか飼いたくなってきましたね(笑)。
茶色い魚の選出は難しい?
板近:本日の茶色い熱帯魚12選、お疲れ様でした。
山口:お疲れ様でした。振り返ってみてどうですか。
板近:茶色い魚はとても多いから、どの魚を選出するかとても悩みました。「ナマズの中からいくつか~」なんて考えてたら、雑談が終わってしまいそうで(笑)。
山口:そうなんですよ。多くの魚は銀色やグレー、茶色をベースにしていて、それでいて模様を持っていたりして、はっきりと原色と言える魚は少なくて。
板近:ええ。山口さんが話していた通り、茶色自体幅広い色ですし。
山口:たくさんいる対象魚の中から、茶色がしっくりくる魚。これを考えるのはわりと難しいと思う。不思議な選出でした。
板近:赤い熱帯魚や青い熱帯魚の選出とも、また違った感覚でしたね。とても良い経験になりました、採用していただきありがとうございます。
山口:私も、茶色だけではなく魚の色についていろいろと考える時間を持てました。芸術の秋らしいお題であったと思います。
板近:ですねぇ。あと思ったのは、やはり私の趣味はだいぶ茶色に寄っているのだなと。
山口:だと思いました。板近さんには以前から茶色い魚でやりたいと言われていて、私的にはピンとこない部分もあったんですね。多分、板近さんが好きなんだろうと(笑)。
板近:ほんと、お付き合いいただきありがとうございます(笑)。
山口:まあ、おかげで私も見識を深めることができたかもしれませんし。ああ、あと、私たちはこのブログの一コーナーとしてこうした企画をやっていますが、読者のみなさんにも試してみてほしい気もします。
板近:楽しいですよね、こうした選出は。
山口:ですね。気心の知れたアクアリスト同士、色についてお話したり、チャットしてみたり。それまで知らなかった熱帯魚を知ることができるかもしれないし。
板近:自分にはない視点を知れたりもします。
山口:そうそう。ぜひ、読者のみなさんもお試しください。
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アクアライフブログの「○○な熱帯魚」の記事一覧です。月刊アクアライフ編集部の運営するブログサイトです。アクアリウムや水辺の生き物に関する様々な情報を配信していきます。